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. 京太郎「霞さーん、お見舞いに来ましたよー」 霞「けほっ、ありがとけほっ」 京太郎「無理しなくていいですから寝ててください、おかゆ作ってきますから」 霞「じゃあ、けほっ、その前に右手を出してくれるかしら?」 京太郎「?別にいいですけど」スッ 霞「ありがと」ニギッ 京太郎「」ゾクッ 京太郎「あのー今なんかすーっごく嫌な予感がしたんですけど……」 霞「あら、私は良い予感しかしなかったわ」ニコッ 京太郎「……は?」 霞「呪文詠唱開始…………」ブツブツ 京太郎「かかか霞さん?一体何をしていらっしゃるのでしょうか?」 霞「見てればわかるわよ、術式開始!」 ビビビビビビビビビビビッ! 京太郎(霞)「……うん、成功ね」 霞(京太郎)「成功って何が!?何で俺の目の前に俺がいるんですか!」 京太郎「掻い摘んで言うと、私と京太郎くんの身体を入れ替えたのよ」 霞「あーなるほど、だから俺が目の前に……ってはあああっ!?」 霞「エイプリルフールは半年先ですよ!」 京太郎「霧島神境の力を嘗めないでほしいわね、それじゃあ私学校行ってくるからー」 霞「ちょっと待っけほっけほっ」 ガララ 霞「……くそぅ何なんだよ一体……」 【side-霞-】 京太郎「また君~に~恋してる♪」 照「京、元気そうだね」 京太郎「まあな!肩が凝らないって楽でいいよな!」 照「…………そういえば京は大きい方が好きなんだよね、へへっ」ズーン 先生A「よっ、宮永!」パンッ 先生A「相変わらずいい尻してるな!」サワッ 照「……」ササッ 照「気持ち悪い……」 京太郎(…………) 【side-京太郎-】 霞「体が怠い……肩が凝る……胸が重い……」 霞「大きい人も大変なんだな……」 霞「よしおかゆ完成、さっさと食べて寝よ」 霞「ん?このプリント……」 【side-霞-】 京太郎「うーっす」 咏「やっほー、かすみんどうだった?」 京太郎「あー大丈夫みたいだぞ、咏は風邪ひいたりとかしてねえの?」 咏「おう、生まれてこの方風邪なんて引いたことないぜ~」 京太郎「バカは風邪を引かないってか?」 咏「んだと~!」 京太郎「はっはー!追いつけるもんなら追いついてみなー」 咏「待てこら~!」 先生A「こら三尋木!廊下を走るんじゃない!」パシッ 咏「んだよるっせーな!」 先生A「なんだ?先生に向かってそんな口を利くのか?あ?」サワサワ 咏「触るんじゃねえよ気持ちわりぃ!」 京太郎「先生、もうすぐ授業ですよ」 先生A「ちっ、触り足りねえ尻してんなぁ」 咏「あんだと!」 【side-京太郎-】 霞「えーっと何々?」 『先生Aについて』 『最近先生Aのセクハラが生徒から問題となっている』 『学校側はその一切を否定し先生Aを擁護している模様』 『ちなみに被害としては女子生徒の胸、尻などを触る』 『放課後に女子生徒の上履きや縦笛を舐める、嗅ぐなどをしている』 霞「小学生かよ……」 霞「胸……か……」チラッ 霞「…………」 霞「……あ、なるほど」 【side-霞-】 先生A「以上で授業は終わりだ、課題は後で職員室までに提出しにくるように!」 先生A(さーてと、トイレで一回抜いてくっかなー) 京太郎「先生、尻にガムついてますよ」 先生A「おう、ありがとな」 京太郎「お取りしましょうか?」 先生A「ん……頼む」 京太郎「それじゃ……」ニギッ 先生A「ひぐぅ!」 先生A(こいつ、睾丸を……!) 先生A「き、貴様、何を!」 京太郎「動くな、俺はゲイだ」 先生A「はぁっ!?」 京太郎「なに、俺はちょっとみんながやられたことを仕返すだけさ、セクハラ教師さん?」 京太郎「お前の罪を数えろ!」 先生A「黙れこの生徒ふぜいが!」ガバッ ゴールデンクラッシュ 京太郎「動くなと言っただろう!喰らえ!黄金潰し!」グシャッ 先生A「あががああああああああああああああ!」 ――――後日 ザワザワ 京太郎「おっ今月の学校新聞、やたら人気みたいだけどどうしたんだ?」 「来たぞ!」 「おおっ!」 「英雄よ!」 「男の中の男!」 京太郎「何の騒ぎなんだ?」 ゲイ 【男の中の男須賀京太郎!変態教師を性転換!】 京太郎「…………は?」 京太郎「ちょっと霞さん!何やってくれてんすか!」 霞「あら京太郎くん、一躍ヒーローじゃない」 京太郎「ちっとも嬉しくないですよ!」 霞「でもほら、男の中の男って」 京太郎「二つ目の男に変なルビ振ってあるじゃないすか!」 ゴールデンクラッシャー 霞「そ、それなら黄金潰しって二つ名が付いてよかったじゃない」 京太郎「いらないっすよそんな穢れた称号!もうこの腕切り落としたいですよ!」 霞「……京太郎くん」 京太郎「何ですか?」 霞「ありがとね」ニコッ 京太郎「……どういたしまして」 京太郎「って何そんな和やかに終わらそうとしてんすか!訴訟ですよ訴訟!」 .
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まとめに戻る その2 番外編【モブ2×京太郎】 番外編【セーラを女の子扱いして可愛がる】 番外編【充電】 番外編【竜華のおもちこねこね】 番外編【体力のない怜の足として、移動にお姫様抱っこをするようになった京ちゃん】 番外編【世話してもらうために京太郎家に入り浸る怜とそれについてきて京太郎と一緒に家事をする竜華】 番外編【それなりの好感度のレギュラー5人と京太郎と好感度MAXなモブ2】 番外編【一日乙女モードどころか幼女モードに入ってしまったセーラ先輩】 番外編【いつの間にかモブ2と一緒に登下校してる京ちゃんとそれを知ったレギュラーの反応】 番外編【部室の扉を開けたらそこには着替え中の船Qが!】 番外編【久、来襲。皆と顔合わせ】 番外編【咲さんが直々に遠征に来てくれたよ!】 番外編【竜華とカバディ】 番外編【船Qとメイド服】 番外編【竜華に膝枕してもらおう】 番外編【好感度MAXの竜華と怜】 番外編【泉の肌と足と手を褒めて泉まっかっか】 番外編if√【合宿中に怖い話を聞いてトイレに行く途中でお漏らししちゃう竜華】 番外編【レギュラーが男湯に】 番外編【泉と京ちゃんの手が強力接着剤でくっついちゃってとれないよ!!(恋人つなぎ)】 番外編【船Q一人っきりになって寂しがるあまり部員に集合のチェインメール】 番外編【フナQとかあんなビジュアルと中身でどこ萌たらええねん…って言われてるのを聞いてしまった船Q】 【園城寺怜、愛宕洋榎、荒川憩がいる卓に京太郎が挑戦】 【船Qが従姉妹と遊ぶ】 番外編【怜と竜華に腕枕】 【怜と竜華に腕枕 リテイク】 番外編【船Qが京ちゃんとサッカー観戦】 番外編【モブ2×京太郎】 ※パラレルです。本編の時系列では起こっていません。 モブ2「須賀君さっきの対局…ノルマ達成おめでと」 京太郎「おう。ありがとなモブ2」 モブ2「毎回須賀君を目の敵にしとるけどなかなか追い付けへんなぁ…。…この際夜道で後ろから刺したろか」 京太郎「まさかの本気で倒しに来る!?」 モブ2「冗談やて。須賀君はいい反応してくれるわー」 モブ2「そーいや須賀君って先輩達と仲ええな」 京太郎「まぁ何かと初日から親切にして貰ってるしな。いい人達ばかりで良かったよ」 京太郎「昨日なんて自分達の時間をさいてこの辺を案内してくれてさ。色んな所連れてってもらってさ」 モブ2「ず…ずるい!ずるいで!」 モブ2「あ…。い…今のはちゃうで!?も…勿論須賀君がやで!す…須賀君が先輩達と観光するんがずるいんやで!」 京太郎「わ…わかってるって…」 モブ2「うー…ウチも行きたい!」 京太郎「って言われても…先輩達に頼んでみるか?」 モブ2「で…でも…せ…先輩の手を煩わせるわけにはいかんなぁ…。せ…せやから…須賀君で我慢するわ…須賀君一緒に行こ」 京太郎「…俺の意思は無視かよおい」 モブ2「い…いやなん…?ウチとじゃ…」 京太郎「いや…そういうわけじゃねーけど…」 モブ2「!ほな決まりや!ぶ…部活終わったら校門で待っとるさかい!来てーな!絶対!絶対やで!」バシバシ 京太郎「わかったわかった。だから叩くなって…」 モブ2「よっしゃー!次の半荘も頑張ったるでー!須賀君!あっちの卓行こ!」 京太郎「はいはい。わかりましたよお姫様」 モブ2「……………」/// 京太郎「あれ?おいモブ2?」 モブ2「う…ううう…うっさいわアホ!」/// 京太郎「えええ!?」 fin! 番外編【セーラを女の子扱いして可愛がる】 某日 Q「まずは集まっていただいたことに感謝します」 Q「この会議の内容は他人には知られては行けないため匿名で行いますね」 I「意味があるかは微妙ですけどね」 T「ほんで議題はなんなん?ウチ病弱やしはよしてーな」 R「そのアピールやめ」 Q「ところでなんでウチはQなんでしょーね?Fが妥当ちゃいますの?」 K「あまり言うとバレちゃいますって。船…Q」 Q「今馴れ馴れしく船Qって言いました?怒ってええ?」 K「気のせいです!言い直したせいでそう聞こえただけです!」 Q「…ほな。続けますね。被験者江口セーラ。どうやったら常時乙女モードになるのかの話し合いです」 I「急に話し合う気が出てきました」 K「俺も一度見ましたけど可愛かったですね」 T「ウチらはもう乙女モードに違和感感じるレベルやけどなぁ…」 R「せやねー。中学の頃からあんな風やったし…」 K「でもぶちょ…。…………」 Q「…………………」 I「…………………」 K「…………………」 K「……でも部長は可愛いと思いますよね?乙女モード」 T(あ、開き直った) Q「…というわけで何か案がある人」 K「…最初は俺が行きましょう…!」 I「策があるんですか?」 K「お任せあれっ!」 京太郎(…というわけで俺はセーラ先輩を女の子扱いで可愛がる!これでいく!) 京太郎「セーラ先輩」 セーラ「なんやねん京太郎。暑いから雑用は手伝わんでー」グデー 京太郎「先輩…。先輩は可愛い女の子なんですからもうちょっと慎みを持ってください…」 セーラ「……でなんのようや」 京太郎「暑いのでアイスでも買いに行きませんか?」 セーラ「アイス…行くで!」 ……… …… … セーラ「京太郎ー俺はイチゴなー」 京太郎「着いてから言ってくださいね先輩」 セーラ「お。なんや奢ってくれるんやな」 京太郎「女の子一人ぐらい奢れなくて何が男ですか」 セーラ「~~~!」ムズムズ セーラ(な…なんか調子狂う…) セーラ「な…なんでいきなりアイスに誘ったん?」 京太郎「…船久保先輩に聞いたんですけど」 セーラ「浩子に?」 京太郎「今日はカップルデーらしくて」 セーラ「ぶっ!」 京太郎「可愛い女の子と行くと割り引きらしいんですよ」 セーラ「な…ななな…な!?」 京太郎「ところで先輩はイチゴアイスですか…女の子らしくて可愛いですね」 セーラ「…て…てて…撤回や!チョコミントとかそんなんでいい!」 京太郎「そうやって少し背伸びするところも可愛いですねセーラ先輩」 セーラ「~っ!」/// 京太郎「あ…でもそれなら女子制服の方が良かったか…?」 京太郎「まぁでもセーラ先輩はそのままで充分可愛いですし大丈夫ですよね」 セーラ「…あ…あわわ…」/// ……… …… … 京太郎「セーラ先輩食べないんですか?」 セーラ「た…食べるけど!あ…あんまジロジロ見んといてや…恥ずいやん」/// 京太郎「照れてる先輩も可愛いなぁ」 セーラ「お…おおお…オレ調子悪い今日は帰る!」ガタッ 京太郎「あ!じゃあ待ってください!…これでよしっと」 京太郎「アイスつけたままじゃ可愛い顔が台無しですよ?セーラ先輩」 セーラ「…///」ボフン 京太郎「…あれ?先輩?先輩ー?」 ……… …… … 京太郎「結局乙女モード以前に目を合わせてくれません…嫌われたんですかね…?」 船久保「目を合わせたら顔真っ赤にして爆発するからじゃありません?」 fin! 番外編【充電】 京太郎「あー…疲れた…。まさか部室の掃除中にGと格闘することになるとは…。まぁコールドスプレー持ちの俺に敵うわけは無いけどな」 怜「こんちわー…って須賀君だけかいな」 京太郎「HRが異常に早いんで…大体こんなぐらいですね俺は」 怜「ふーん…。とりあえず座らせてーな。ウチ疲れてしもうて」 京太郎「あ、じゃあ退きますね」 怜「ええよそのままで」 京太郎「へ?」 怜「実は昨日岩手のほうから「充電」って電波を受信したんや」 京太郎「なんのことかさっぱりです」 怜「というわけで」ポスッ 京太郎「お…園城寺先輩…!?俺の上に座るんですか!?」 怜「……………須賀君」 京太郎「はい?」 怜「あんま叫ばんといて…耳痛うなるわ」キーン 京太郎「あ…すいません」 怜「………………須賀君」 京太郎「今度はなんですか?」 怜「安定感がないわ」 京太郎「と…言いますと?」 怜「そのままの意味や。このままやったらいつか落ちてしまうわ」 京太郎「あー…でも…どうしようも無いですし…」 怜「……………須賀君」 京太郎「はい?」 怜「…腕」 京太郎「腕?」 怜「ウチの前まで腕回してーな。…それやったら落ちんやろ?」 京太郎「そうですね…よいしょっと…これでいいっすか?」 怜「おおきに」 怜(………………………) 怜(………………………) 怜(……あれ?これって端から見たらウチがただ須賀君に抱き抱えられとるだけやないの?) 怜(………………………)カァァ ※段々顔の下から赤くなってく感じ 京太郎(……段々と先輩の顔が赤くなって来たけどこれが「充電」なのかな?たしかにバッテリーの充電みたいだし…) 怜「………………須賀君」 京太郎「はい?」 怜「やっぱ退いてーな…。は…恥ずい…」/// fin! 番外編【竜華のおもちこねこね】 竜華「須賀君!」バン! 京太郎「どうしたんですか部長。珍しく早く部活にきて…何を…ってなんすかその格好」 竜華「今日は怜が通院の日やから早いんや。…何ってエプロンとバンダナに決まっとるやん」 京太郎「いやそれは見ればわかりますけど…」 竜華「だーかーらー。ウチもお掃除手伝うっちゅーことやで!」 京太郎「あー。なるほど。それは嬉しいです。ありがとうございます」 竜華「お礼を言うのは終わってからやで!ほなお掃除開始やー!」 ……… …… … 京太郎「まぁすぐに終わっちゃうんですけどね」 竜華「なんでや…元から綺麗過ぎるやろ…。須賀君毎日頑張りすぎや…」 京太郎「誉め言葉として受けとりますね」 竜華「しゃーないわ…エプロン脱ぐか…」シュル 竜華「…ってあれ?なんか引っ掛かっとる?取れへん」グイー 京太郎「ぶ…部長。俺が解きますから…あまり強く引っ張ると切れちゃいますよ」 竜華「……てい!」グイ! シュル 竜華「やった!解けたでー……ってあれ?」 京太郎「部長危ない!」ガシッ ドターン 京太郎「いててて…部長大丈…」ムニッ 京太郎(…むに?) 京太郎(…えっと…部長が倒れそうになって…俺が下敷きになることで部長に怪我が出るのを防いだ…んだよな?)ムニムニ 京太郎(部長が俺の上にいるから部長の頭しか見えないけど…このむにっとした感触は…何?)ムニッムニッ 京太郎(…むぅ。わからん。…だがこの柔らかさはすばら…。癖になりそうな感じの…。自室にクッションとして欲しくなりそうなぐらいの…)ムニッ 竜華「…い…いつまで…やっとんねん…アホォォォ!!」ゴスッ! 京太郎「」キゼツ 竜華「な…ななななな…何すんねんアホ!ウ…ウチ…もうお嫁に…い…行かれへんやん…。す…須賀君のアホー!!」/// fin! 番外編【体力のない怜の足として、移動にお姫様抱っこをするようになった京ちゃん】 怜「…部室まで遠いわー…。…須賀君が通るまで待と」 京太郎「………」テクテク 怜「あいやまたれい」 京太郎「どうしました園城寺先輩」 怜「連れてってーな須賀君…」 京太郎「またですか…仕方ないですね…よいしょ」ダキカカエ 怜「ほなれっつごー」ゴー 京太郎「お任せくださいお姫様」 ……… …… … 別の日 京太郎「さーって。部活に行くか…」 ピロリロリン 京太郎「ってメール?こんな時に?」 from 園城寺先輩 no title 本文 助けて須賀君…教室から遠いわ…部室 京太郎「…よし行くか」 ……… …… … 京太郎「失礼しまーす。園城寺先輩いますか?」 モブ「え?園城寺さん?えっと…あ!あそこだね」 京太郎「ありがとうございます。園城寺先輩ー迎えに来ましたよ」 モブ「!?」 怜「おおきに…」 京太郎「じゃ行きましょうか」ダキカカエ モブ(え?お姫様だっこ?え?爆発すればええのに) 怜「ちょ!いくらなんでも教室では恥ずいわ須賀君!」 京太郎「園城寺先輩が呼んだんじゃないですか。止めませんよー」 怜「ううう…」/// 京太郎「あ。どうせならこのまま二人で帰ります?」 怜「な…何ゆーとんねん!?」/// fin! 番外編【世話してもらうために京太郎家に入り浸る怜とそれについてきて京太郎と一緒に家事をする竜華】 怜「というわけでお邪魔するで須賀君」 京太郎「いや全然わかんないっす」 竜華「せやから…今日は学校で懇親会やろ?みんなお昼は親がいないやん」 京太郎「そうですね」 竜華「せやから怜のお昼をウチが作るんやけど…その間怜が暇やん?」 京太郎「て…手伝いはしないんですね…」 竜華「ウチは包丁使うんやで?危ないやろ!怜が怪我したらどうすんねん!」プンスカ 京太郎(…手伝わせてもらえないのか) 怜「ちゅーことで…ほなどないしよ?→誰かもう一人おればええやん→セーラは?→さっき電話したけど出えへんかった。山で虫取でもしとるんちゃう?(適当)→ほな須賀君やな→せやな。どうせ暇やろ(適当)→今に至る」 竜華「まぁ浩子や泉も考えたんやけどね。…ほな浩子はどうや?→…多分門前払いやな。浩子やし→やったら泉は…→多分セーラと一緒に虫取やろ(適当)→やっぱ須賀君か→安定やな。…と」 京太郎「とりあえず後で二条とセーラ先輩に謝ってくださいね」 ……… …… … 京太郎「あ。部長そっちの食材取ってもらえますか?」 竜華「これ?」 京太郎「あ、その隣です」 竜華「はい須賀君」 京太郎「ありがとうございます」 竜華「あとこれ切り終わったで。こっち入れとくな」 京太郎「助かります」 怜「…………………」 怜「…あの…ウチも何か手伝いを…」 竜華「無茶して倒れたらどないすんねん!怜は休んでてええよ」 竜華「あ。須賀君玉子どこ?」 京太郎「冷蔵庫の一番上の…」 竜華「あ。あったあった」 怜「……………………」 怜(………暇やわー) 怜「す…須賀君?ウチ…何か手伝いを…」 京太郎「そうですねー。スプーンとか運んでおいてください。これなら軽いですし」 怜(その気遣いスキルは今は無用や!須賀君!) ……… …… … 京太郎「部長。なんで園城寺先輩は拗ねてるんですかね?」 竜華「怜~。ウチら何かした~?…何とか言ってや…」ショボン 怜「……………」プクーッ 京太郎「とりあえず食べましょうか」 竜華「と…怜…?ほな食べよ?ね?」 怜「………………」プクーッ 竜華「…ほ…ほら!怜、あーん」 怜「………………」プクーッ 竜華「…アカン…ウチもう生きていけへん…」 京太郎「ぶ…部長!?」 京太郎「園城寺先輩?とりあえず食べないと体に悪いですよ?」 怜「……………………」 怜「………」パクッ 京太郎「あ。食べた」 竜華「ウ…ウチの時は食べへんかったのに…須賀君に負けた…」 怜(…須賀君のあーんは食べな損やろ)モキュモキュ 京太郎「なんかこうしてるとアレですねー。家族みたいですねー」 竜華「母より父になついた娘…がくっ」 怜「…竜華。片づけは一緒にやろうな」 竜華「!怜…。…怜ぃー!」ダキッ 京太郎(うーん。微笑ましい光景だ) ……… …… … 京太郎「あ…あの…部長…俺に何か手伝いを…」 竜華「皿洗いぐらいやったるって。ウチら客なんやし須賀君はゆっくりしててーな」 京太郎「お…園城寺先輩…何か…手伝うことは…」 怜「…特に無いで。くつろいでてええよー」 京太郎(……………暇だ) このあと京太郎が拗ねたりする?タブンネ fin! 番外編【それなりの好感度のレギュラー5人と京太郎と好感度MAXなモブ2】 通学路 ダダダダダダ…! モブ2「てぇぇりゃぁぁぁ!須賀君捕らえたりぃー!」ガシッ! 京太郎「ごふっ!」 京太郎「おい…モブ2…後ろからどつくなと…何度言えば…」 モブ2「だってー。麻雀で追い付けへん分、通学路で背中みたら…これはもう倒すしかないやろ」キリリ 京太郎「な…何言ってんだコイツ…」 モブ2「それに部活じゃ先輩達ばっかでウチにはかまってくれへんし…ええやんこのぐらい」ボソッ 京太郎「ん?なんか行ったか?」 モブ2「いーえ。なんでもーないでー」 京太郎「?」 ……… …… … 怜「竜華ー」 竜華「なんや?」 怜「朝なー」 竜華「うん」 怜「モブ2が須賀君に後ろから抱きついとるの見てしもうて」 竜華「」パリーン! セーラ「」ガタッ 泉「へ…へぇー」 船久保「きょ…興味深いですね…」 怜「竜華…それ備品のコップやで」 ガチャ 京太郎「こんちわー」 5人「」ガタガタガタッ 京太郎「…どうしました…?全員立ち上がって…」 泉「須賀君、モブ2は一緒じゃないんですか?」 京太郎「ん?モブ2?…さっき「今日の部活で追い付いたるからな!覚悟しぃや!」って言いながらトイレ行きましたけど…?」 竜華「一緒に来てたんやね…?」 京太郎「来る途中でバッタリ会いまして…。というかアイツはどうして俺をあんなにも目の敵にするんですかね?」 セーラ「…?部活以外にもなんかあんの?」 京太郎「昨日は「麻雀がダメならゲームや!」ってゲーセンに連れていかれて…。一昨日は「料理対決やで須賀君!とりあえずこのお弁当を食べや!」って弁当渡されて…」 怜(……これは…) 竜華(…強敵…) セーラ(…出てきおったか…) 泉(…こうなったらこっちも…) 船久保(負けられませんね…) モブ2「須賀君!今日は…」 京太郎「あー…悪い。今日の部活後は先輩達に誘われてるんだ」 モブ2「そ…そうなんか…。残念やなぁ」シュン 京太郎「…………」ワシワシワシ モブ2「わぁっ!ちょ…須賀君!?髪くしゃくしゃにせんといて!」 京太郎「なんで落ち込んでんのかよくわかんねーけど…また明日な!モブ2」 モブ2「もぉー。…わかったわ。また明日な須賀君。……あとこれは仕返しや」ガシッ! 京太郎「だから後ろからどつくなっての…」 モブ2「仕返しやもーん」 モブ「それに…いつか後ろからやなくて…横に並んだるで…」ボソッ 京太郎「なんだって?」 モブ2「なんも言ってない!耳鼻科行けや!」/// 京太郎「ひでぇ!?」 竜華「なんや…楽しそうやな須賀君…」 京太郎「あ…先輩!助けてくださいよ…モブ2が…」 セーラ「オレもやるー!」ガシッ! 京太郎「え?」 竜華「楽しそうやしウチもー!」ガシッ 怜「ほな失礼して」ガシッ 京太郎「園城寺先輩まで!?」 泉「ふ…船久保先輩?」ウズウズ 船久保「なんや…後輩…」ウズウズ 泉「空気を読むんわ…大事ですよね…?」ウズウズ 船久保「…私調べやと…空気の読める女=いい妻になる…と出てますね」ウズウズ 泉「将来良い妻になれる…それやったら仕方ないですね…」ガシッ! 船久保「良い女になりたいんやから仕方ないですね」ガシッ! 京太郎「ちょっ…ちょっと!?全員で掴まないでくださいよ!?」 fin! 番外編【一日乙女モードどころか幼女モードに入ってしまったセーラ先輩】 京太郎「どうしてこうなった…」 船久保「テヘペロ!」 船久保「乙女モードにしようとネットで見た催眠術を…」 京太郎「だったらなんで…」 京太郎「なんでセーラ先輩がこんなことになってんですか!?」 セーラ「おれせーら!きょーたろーあそぼー!」 ……… …… … セーラ「とき!りゅーか!」 怜「…これなんや?」 竜華「…浩子が悪いらしいで」 セーラ「あんね!まーじゃんしよーぜー!まーじゃん!」 怜「出来るんか」 竜華「意外やな」 ……… …… … セーラ「…おとーふやな…いらない!」ジーッ 京太郎「白ってバラしちゃうあたり子供って感じですね」 セーラ「おとーふ!」パクッ 泉「!ダメです!先輩!ぺーっしてください!それはお豆腐ちゃいますって!」 竜華「…麻雀無理やろ」 怜「微笑ましいなぁ…」 泉「先輩ってばぁ!」グイー セーラ「あうー」グイー 泉「はぁはぁ…やっと取れた…」 セーラ「う…う…うぇぇぇぇ!いずみがおれのこといじめるー!」ビェェェ 京太郎「なにやってるんだよ二条!」エプロンデガラガラヲカタテニ 泉「須賀君こそその格好なんやねん!?」 ……… …… … 京太郎「はーいセーラ先輩ー。こっちですよー」 セーラ「きょーたろー!」トテトテ セーラ「てい!」キック! 京太郎「ぎゃあああ!飛び蹴りの威力が半端じゃないぃぃ!?」 船久保「夜になれば戻るらしいですよ須賀君。それまで頑張ってください」 京太郎「無理です!」 セーラ「きょーたろー!ひーろーごっこしよー!おれひーろーな!きょーたろーはかいじゅうな!」 京太郎「嫌な予感が…」 セーラ「みらくるぱーんち!」 京太郎「痛い!」 セーラ「せーらきーっく!」ゲシッ 京太郎「もう俺の体が悲鳴をあげてる!」 セーラ「きゃめるくらっち!」 京太郎「なんで知ってんだぁぁ!」メキメキメキ 怜「ふう……麦茶美味しいな?」 竜華「せやね。暑い夏には一番や」 泉「あ。私も頂けます?」 船久保「どうぞどうぞ」 泉「ふぅー」 京太郎「助けてくれないんだ!?」 セーラ「ひっさつ!まーじゃんしゅーてぃんぐすたー!」ポイポイポイ 京太郎「先輩!痛い!牌はマズいですって!」ビシッ!ビシッ! ※良い子は真似をしないでね! セーラ「きょーたろーつかれたー…おんぶー」ピョン 京太郎「うわぁセーラ先輩!?」 セーラ「…すぅ…すぅ…えへへ…きょーたろーだいすきぃ…」ムニャムニャ fin! 番外編【いつの間にかモブ2と一緒に登下校してる京ちゃんとそれを知ったレギュラーの反応】 京太郎「今日は部活休みか…。何すっかなー放課後」 モブ2「ホンマやねー。暇やわー」 京太郎「だよなー。……ってなんでお前俺のクラスにいるんだよ」 モブ2「今日は須賀君を倒せへんやん?せやから不完全燃焼しとったら須賀君を見かけたわけやな」 京太郎「…なるほどな。じゃあどっか行くか?」 モブ2「え?」 京太郎「いや…どこかで暇潰すか?って話を」 モブ2「え…ええの?」 京太郎「?ダメなのか?」 モブ2「そ…そんなことない!行く!行くで!」 京太郎「んじゃ行くか」 モブ2「うん!」 ……… …… … 京太郎「で…どこいく?」 モブ2「…どこでもええよ」 京太郎「え?そうなのか?」 モブ2「…須賀君と一緒やし」ボソッ 京太郎「ん?悪い、聞いてなかった。なんだって?」 モブ2「なんでもあらへんよ~」 ……… …… … 竜華「須賀君ー?」 怜「明日の部活の連絡やでー」 セーラ「っておらんな…」 モブ「須賀君ならモブ2ちゃんと帰りましたよ?」 船久保「…!なんやて!?」 泉「ど…どどどど…どうしましょ?」アワアワ 怜「泉。慌てたらアカンよ落ち着かな」 泉「先輩。それはモブさんですよ。ウチはこっちです」 竜華「お…追っかけよ!」 セーラ「どこにいるかもわからんっちゅーに」 竜華「ひ…浩子!」 船久保「ちょっと…こんな不測の事態はデータにないですね…」 竜華「す…須賀君カムバーック!」 モブ(連絡ってそんなに重要なんかな?) fin! 番外編【部室の扉を開けたらそこには着替え中の船Qが!】 京太郎「さーて。HRが早く終わりすぎて暇だし…掃除するか」ガチャ 船久保「え」 京太郎「あ」 京太郎(…またやってしまった…!) 京太郎(…着替え中の船久保先輩(下着姿)…それに隣に置いてあるのは…メ…メイド服!?なんでそんなものが!?) 京太郎(…はっ!?「誰もいない部室」「普段からは想像もつかない船久保先輩とメイド服」…ここから導き出される答えはっ…!) ※この間0.001秒 京太郎「……俺。誰にも言いませんから」ニコッ バタン 船久保「す…須賀君!?ちゃうで!?勘違いせんといてください!」 京太郎「大丈夫です。俺…先輩がどんな趣味持ってても気にしませんから!ではごゆっくり!」ドアゴシ 船久保「勘違いですー!」 ……… …… … 京太郎「え?文化祭の衣装?」 船久保「そーです。ウチのクラスはメイド喫茶なんや。…予算とか管理しとったら「浩子はメイド長にピッタリやね!」と言われてしもうて」 京太郎「な…なるほど…。で…ちょっと試しに着てみた…と」 船久保「誰も来ないと思ったのに…須賀君が」 京太郎「俺のクラスのHRは超早いですからね…。…ということはもう少し早くくれば船久保先輩のメイド姿が見れたのかー。残念」 船久保「ウ…ウチのメイド姿なんて見る価値もないでしょうに…」 京太郎「そんなことないですよ。きっとお似合いでしょうし」 船久保「な…何ゆーてますのん!?ウ…ウチなんかが…そんな…」/// 京太郎「残念だなぁ…」 船久保「……………見てみる?」/// 京太郎「え?」 船久保「ウ…ウチのメイド姿…見てみる…?」/// 京太郎「え?」 京太郎「えええぇぇぇ!?」 to be continued? 番外編【久、来襲。皆と顔合わせ】 ピンポーン 京太郎「はい?」ガチャ 久「やっ」 京太郎「………………」バタン 京太郎「…疲れてんなぁ…俺。幻影が見える…」 久「ちょっと。誰が幻影よ!誰が!」ダンダン! 京太郎「……………」 ……… …… … 京太郎「で…どうしたんです部長?」ア ムギチャ デイイッスカ? 久「そりゃあ須賀君に会…ゴホン。大会前に武者修行よ」アリガトウ スガクン 京太郎「あー…ならちょっと部長に電話してみますね」オカシ トカ ナクテ スミマセン 久「私ならここにいるんだから電話する必要ないじゃない?」オカマイナク 京太郎「いや千里山の部長にですよ」クツロイデテクダサイ 久「ああ…。そっちね」ベッド ボフー ……… …… … 竜華「……わかったわー。ほな部室で待っとるでー」ピッ 竜華「…緊急事態や!浩子!泉!セーラ!怜!」 怜「なんや竜華…。うるさいで…」 竜華「須賀君が女の子連れてくるって…!」 泉「」ガタッ セーラ「」ガタッ 船久保「」ガタッ ……… …… … 京太郎「というわけで…」 久「よろしくお願いします。長野の清澄高校麻雀部部長竹井久です」 竜華「部長の清水谷竜華や。…須賀君とは仲良うさせてもらってます」 怜「園城寺怜や。竜華の2倍は須賀君と仲ええで」 セーラ「オレは江口セーラや。京太郎とは親友みたいなものやな」 京太郎「なんで皆さん自己紹介に俺との交友度語ってるんですか!?」 久「愛されてるわねー須賀君。ちなみに須賀君は私のペットみたいなものよ(雑用的な意味で)」 京太郎「部長もこの状況を楽しんでややこしくしないでください!」 怜「……………」スッ 京太郎「お…園城寺先輩…?」 怜「須賀君……お手」プクーッ 京太郎「ちょっと先輩!?」 fin! 番外編【咲さんが直々に遠征に来てくれたよ!】 咲「」ニコニコ 京太郎「さ…咲…?なんでここに…?」 咲「千里山の人達に興味がわいちゃって…遠征に来ちゃった。えへへ」 京太郎「そ…そうか…」 ……… …… … 咲「じゃあ早速お願いしますね!」 竜華「お手柔らかに」 怜「お願いします」 セーラ「ほな始めるでー」 咲「…カン。もいっこカン…ツモ。リンシャンドラ8」ニコッ 咲「カン。ツモ。8000オール」 咲「カン。もいっこカン。18000は18300を責任払いですね」ニコッ 竜華「…と…とんでもうた…こんなに早く…」ガクガク 怜「宮永さん強いなぁ…ありがとうございました」ガタッ 咲「ん?どこいくの?」 怜「え?残念やけど竜華がとんでもうたし…終わりじゃ…」 咲「やだなぁ…」 咲「まだ一人とんだだけじゃないですか」ニコッ 怜「え…?」 ……… …… … 咲「ありがとうございました!」 竜華「…うっ…ひっく…ううう…」ガタガタ 怜「…あ…う…」 怜(…ダブルまで使ったのに…全く止めれへんなんて…) セーラ「…ぐすっ…アカン…アカン…」ブルブル 京太郎「さ…咲…お前…」 咲「あーあ。折角遠征に来たのに…。千里山の人達って強くないね京ちゃん」 京太郎「咲!」 咲「こんなとこに居たって強くなれないよ京ちゃん。…私ならもっと強くしてあげられるから…長野に…帰ろう?」ニコッ 船久保「ま…待ってください!先輩達の仇を…!」 泉「そうです!ウチも…!」 咲「…五月蝿いなぁ…弱いくせに…」ゴッ! 船久保「…!」ペタ 船久保(なんや…この空気…。い…威圧…?それだけで…ウチはしりもちついた…と?)ガタガタ 泉「…………」フルフル 咲「…震えてるじゃないですか…。…弱いんですね?…やっぱり京ちゃんは此処じゃダメ。帰ろう?…京ちゃん?ね?」 fin! 番外編【竜華とカバディ】 竜華「須賀君カバディって可愛くない?」 京太郎「へ?…名前の響きが…ですか?」 竜華「せやけど…。カバさんの可愛い版みたいなもんちゃうの?」 京太郎「違いますよ。カバディって言うのは…」 ……… …… … 竜華「じゃあそことここがコートな。ウチ攻撃やるでー」 京太郎(どうしてこうなった…?) 竜華「ほないくで須賀君!」 京太郎「ええい!こうなったらヤケだ!」 竜華「カバディカバディカバディカバディ…」 京太郎「くっ!」ダッ 竜華「カバディカバディカバディ!」タッチ 京太郎「しまった!」 竜華「よし。自コートに戻ったで!得点やな」 京太郎「次は俺が攻撃ですね」 京太郎「スウーッ。カバディカバディカバディカバディ……」 竜華「ぷっ!」 京太郎「カバディカバディ…!笑ってる隙にっ!」ダッ 竜華「し…しもたっ!…くっ…これで1vs1やね須賀君」 京太郎「さぁ次は先輩ですよ」 竜華「行くで!カバディカバディカバディカバディ…」 京太郎「!」 京太郎「今だっ!」ガシッ 竜華「カ…な…なんや!?」 京太郎「相手をコートに返さないために相手を捕らえるのも作戦の一つなんですよ!部長!」←後ろから抱きつく 竜華「なんやて!?」 竜華「くっ!なんとか抜け出さないと…!」グイグイ 京太郎「無駄です!俺のホールドは完璧っ!抜けだせやしません!」 竜華「このぉ…!」グルッ 竜華(…アカン!これじゃ前と後ろが逆になっただけ…抜けだせへん!) 京太郎「あ」 竜華「え?」 京太郎「えっと…」←竜華が後ろ向いたせいで普通に抱き合う形 竜華「…あ…あ…」←ただ抱きつかれてる形 竜華「……あう ///」プシュー 京太郎「あっ!?部長!?部長!」 数日後。 「部室でのカバディは禁止やで!」 泉「…なんです?この貼り紙…?」 船久保「さぁ?」 fin! 番外編【船Qとメイド服】 船久保「と…というわけで…着ました」コソコソ 京太郎「着たのはいいんですけど隠れられるとヘッドドレスしか見えませんよ?」 京太郎(いや…壁からヒョコッと出てるのも可愛いけど…) 船久保「…で…でもでもでも…ウチのメイド服なんて…得しないやん…?」 京太郎「いいえ」キリッ 船久保「でもでも…どうせウチは…似合わんし…」 京太郎「…そんなんじゃ文化祭は失敗ですよ!船久保先輩!」 船久保「!」 京太郎「練習だと思ってください!さあ!」 船久保(せ…せや…。…練習…練習…練習…) 船久保「お…お帰りなさいませ…旦那様…」ニコッ 京太郎「…なるほど。そうか…船久保先輩はメイド長…ですもんね…」 船久保「な…なんです須賀君!ウ…ウチが…頑張ってるのに…」 京太郎「どうせならただのメイドもお願いします!俺しかいませんし!」 船久保「え…えええ!?」 京太郎「お願いします!」 船久保「しゃ…しゃーないですねぇ…」/// 京太郎(やった!完璧っ!) 船久保「あ…あ…。…お…お」/// 船久保「お帰りなさいませ!ご主人様!」キャピ 京太郎(…ふむ。今時のメイド喫茶らしい…猫ポーズ…。…しかもそのポーズをとっているのは船久保先輩…。…アリだな。あとはおっぱ…いや多くは望むまい) 船久保「す…須賀君…何か言ってください…」/// 京太郎「え?ああ…。…可愛かったですよ。船久保先輩」ニコッ 船久保「あ…あう…あうあうあう…」カァー /// 船久保「す…須賀君の天然ジゴロ!阿呆!」ダッ 京太郎「あっ!船久保先輩!」 ヒ…ヒロコ…。ソ…ソノカッコウ…? セ…センパイ!?ミ…ミントイテクダサイ! ケンキュウノシガイガアリソウヤナ! イ…イヤァァァァ!! 京太郎(メイド服でいきなり部室を飛び出すなんて…どうしたんだろ船久保先輩?) fin! 番外編【竜華に膝枕してもらおう】 京太郎「俺見たんです!昨日の帰りに公園で園城寺先輩に膝枕する部長を!だから俺にもお願いします!」 竜華「な…何言うとんねん須賀君…!?」 京太郎「こうなったら!麻雀で勝負です!俺が勝ったら膝枕を!俺が負けたら膝枕を!」 竜華「結局膝枕やん!なんでや!」 京太郎「えーと…負けたショック?」 ……… …… … 京太郎「愛は勝つ!」ビシッ! 竜華「だ…大三元…やて…!?」 京太郎「というわけでお願いします!」 竜華「しゃ…しゃーないかぁ…約束やし…」 ……… …… … 京太郎(…こ…これが夢にまでみた膝枕…!) 竜華「須賀君苦しくない?」アタマナデナデ 京太郎「問題ありません!」 京太郎(し…しかもこのアングルからなら部長のおもちが見放題じゃないか!すばら!) 竜華「まぁ…麻雀頑張ったんやし…労りも必要…やな。ゆっくり休んでええよ」ナデナデ 京太郎(あ…ヤバい…。…頭撫でられて…眠…。…もう少し…おもちを…ぐう…) 竜華「須賀君?…寝てもうた。うふふっ。可愛い寝顔やなぁ」 竜華「…須賀君。マネージャーの仕事。いつもお疲れ様やで」ナデナデ 京太郎「う…ううん」 竜華「ちょ…寝相が悪いんか安定してないんか知らんけど…あ…あんま動かんといて…!髪の毛がくすぐったい…」 京太郎「う…ん…」 竜華「うううう…」 竜華「くすぐったい!くすぐったいて!」モジモジ 京太郎「……ん」ピトッ 竜華「ひゃ!…須賀君!太股触らんといて!び…びっくりするやんか!」 京太郎「すーっ。すーっ」zzz 竜華「…はぁ…」 竜華(…まぁ…今日ぐらいはいつもの頑張りに免じて許したるわ…)ナデナデ 竜華「これからもよろしくな。須賀君」ニコッ fin! 番外編【好感度MAXの竜華と怜】 京太郎「…ふぁぁぁ。眠…」 バッ 京太郎「うわっ暗っ!なんだ!?」 「だーれだ!」 京太郎「………もう。悪ふざけは止してくださいよ園城寺先輩」 怜「おう…バレた…。なんでやろ…声は竜華やったのに…」 竜華「ウチもおるでー」 京太郎「部長の可能性も考えましたけど…。手が部長より小さかったので…」 竜華「手でわかるんか…」 京太郎「昨日あれだけ「手を繋ぐ手を繋ぐ」と言ってて聞かなかったじゃないですか」ハァ 怜「…ん?昨日?手を繋ぐ…?」 竜華「…………」メソラシ 怜「…竜華?」ジト 竜華「アカン!逃げるで!」ガシッ 京太郎「えっ!?ちょ…うわぁ!」 竜華「なんで昨日デートしたことバラすんや!」 京太郎「え?いや…デートって言うより買い物に行っただけじゃ…?」 竜華「あーもう!」ウガー 京太郎「あと部長!腕掴むの止めてください!その…柔らかい感触が…」ボソボソ 竜華「~っ!」/// ……… …… … 怜「というわけでやね」 京太郎(ま…まさか食堂で捕まって屋上まで連れていかれるとは…) 怜「…昨日は竜華とデートしたん?」 京太郎「デートって言うよりただ買い物の荷物持ちを…」 怜「…はぁー。…まぁええわ。で、ウチが言いたいのは…」 怜「そ…その…昨日竜華と…その…あの…」 京太郎「?」 怜「せ…せやから…今日…は…その…ウチと…その…」/// 京太郎「?」 怜「どこか…遊びに…行かへんかなーって…」/// 京太郎「今日ですか?空いてますからいいですよ?」 怜「ホンマ!?」 京太郎「うわっ!」 怜(よし…やるで…やったるで…!竜華にだけは負けてられへん!)メラメラ 怜「お…お昼にしよか」 竜華「怜ぃー!」ダッ 怜「あ、竜華」 竜華「ここにおったんやね…。教室におらんからまた倒れたんじゃないかと…」ウルウル 怜「………………」 怜「…ありがと。竜華」 竜華「怜…」 怜「さ。気を取り直してお昼にしよか」スッ 京太郎「…先輩?その箸はなんでしょうか…?」 怜「あーん」 京太郎「なっ!?」 竜華「なっ!?」 竜華「ウ…ウチも!ウチも!これウチ手作りのお弁当や!あーん!」 京太郎「え…えっと…」 怜「えい」←口を開けた瞬間に入れ込む 京太郎「むぐっ」 京太郎「…………」モグモグ 京太郎「美味しいです!…でも危ないから止めてくださ…」 竜華「次ウチやで」←同じく入れ込む 京太郎「はむっ」モグモグ 京太郎「あ、これも美味しいですね。ですけど危険な…」 怜「はい」 京太郎「むぐ」 京太郎(あれ?ループしてないか?)モグモグ ……… …… … 京太郎「美味しいかったです。なんか…ありがとうございました。ホント二人とも良いお嫁さんになれると思いますよ」 竜華「えっ」 怜「えっ」 竜華「ちゃ…ちゃんと20になったら……そ…そしたら…ウチはいつでも…」ゴニョゴニョ /// 怜「ウ…ウチやって…ちゃんと…その…ご両親にご挨拶を…」ゴニョゴニョ /// 京太郎「?」 fin! 番外編【泉の肌と足と手を褒めて泉まっかっか】 京太郎「あのさぁ二条?」 泉「なんです?」 京太郎「王様ゲームの時に…」 泉「あ…あまり掘り返さんといてください…」 京太郎「悪かったって。ちょっと魔がさしたんだ。…でその時見たけどさ」 泉「な…なな…何を…」 京太郎「いや足」 泉「足っ!?」 京太郎「凄く綺麗な足だった。二条って肌綺麗だよなー。なんか手入れとかしてんの?」 二条「え…ま…まぁ…多少はしてますけど…特殊なことは…特に…」 京太郎「へー。まぁ男の俺にはよくわかんねーけど…」 泉「ま…まぁ…わかっても怖いですけどね…あはは」 京太郎「それにさ」テ ヲ トル 泉(…なっ!?) 京太郎「二条…手も綺麗だな」 泉「そ…そうですかね…?」/// 京太郎「しかもスベスベだしな」 泉「すすすす…須賀君!や…やめて!は…恥ずい…」/// 京太郎「…よく見たら顔とかも綺麗だよな」ズイッ 泉「っ!」 泉(ち…近っ!顔…須賀君の顔…近っ!)/// 京太郎「ん?なんか赤いぞ二条?大丈夫か?」 泉「だ…大丈夫…です…けど…」 泉(というか…綺麗って言われた!?顔が綺麗って!?) 京太郎(ホント肌綺麗だよな…二条) 泉(あわわわわ…)/// 京太郎「頬っぺたとかもスベスベだし」ナデ 泉「…………………」プシュー /// 京太郎「あれ?二条?」 泉(ウ…ウチには…刺激が…強すぎますーーー!)パタ /// 京太郎「ちょっ!?おい!二条!?」 fin! 番外編if√【合宿中に怖い話を聞いてトイレに行く途中でお漏らししちゃう竜華】 【ゲスなネタが含まれています】 廊下からスタート。 竜華「ううう……」モジモジ 京太郎「部長?大丈夫ですか?」 竜華「…い…いちおぅ…」プルプル 京太郎「じゃあ急ぎますよ?」 竜華「い…急ぐのはアカン!…そ…その…」/// 京太郎「?…まぁ焦らず行きますか」 ……… …… … 京太郎「着きましたよ部長」 竜華「…あう…」モジモジ 京太郎「部長?」 竜華「すっ…!須賀君こっち見んといてぇ!」 京太郎「へ?」 京太郎(その時俺には聞こえた。聞こえてしまった。部長の鼻を啜るグスッという音に紛れて…何か…水が滴り落ちる音がするのを…) 京太郎「部長?」 竜華「い…いやっ!見んといて!見んといてぇぇぇぇ!」シャアアアア 竜華「ぐすっ…いやぁ…いやぁぁ…ひっく…いやぁ…」 京太郎「…………部長」 竜華「す…須賀君…いや…来ないで…見ないで…いやや…」グスッ 京太郎(…床は水浸しだった。部長は恥ずかしさからか濡れるのも気にせず座り込んでしまった。…独特の匂いが辺りを包んだ) 竜華「うわぁぁぁぁん…いややぁ…ぐすっ…いやぁ…」 京太郎(…部長を顔を手で覆ってそのまま泣きじゃくっている。…仕方ない。この歳でお漏らしなんて…誰だって恥ずかしい。…でも) 京太郎「部長。失礼します」 竜華「うぇ…?」 京太郎(俺は気にせず、部長を…所謂…お姫さま抱っこした) 竜華「いやっ!止めてっ!止めて須賀君っ!」 竜華「止めて!汚い…汚いからぁ…」グスッ 京太郎「…たしか自由に使える洗濯機と乾燥機が向こうにあったな…」タッ 竜華「もう止めてぇ!須賀君!ウチもういやや!」 京太郎「大丈夫ですよ」 京太郎「何があっても。俺は部長のそばにいますから」ニコッ ……… …… … 京太郎「とりあえず…この洗濯機でパジャマの下と…その…下着は洗っちゃってください。俺は…廊下拭いてきますから」 竜華「いやぁ…ウチ…もう…いやぁ…」グスッ 京太郎(俺は…このまま…部長を一人…放っておけなかった…) 京太郎「部長」ダキッ 京太郎「俺は…部長の味方でいますから。ずっと…」ギュッ 竜華「すが…くん…」グスッ 京太郎「行ってきますね」ニコッ ……… …… … 京太郎「部長」 竜華「…うぇぇ…ぐすっ…」 京太郎「乾くまで何も履いていないのもアレですから…俺のバスタオルですけど。どうぞ」 竜華「ひっく…ぐすっ…うぇぇ…もう…いや…」 京太郎「部長。落ち着くまで…そばにいますから」ギュッ 京太郎(俺はうずくまって泣いている部長を後ろからそっと…抱きしめた) 竜華「ごめん…すが…ぐすっ…くん…ごめん…ぐすっ」 京太郎「俺は…貴女の味方ですよ」ナデナデ 竜華「う…うわぁぁぁぁん!」 こうして竜華ヤンデレ依存√? fin! 番外編【レギュラーが男湯に】 京太郎「あっー…。極楽極楽ぅ…」 京太郎「しかし…男湯を独り占め出来るのはは素晴らしい!…けど寂しい気もするなぁ…」 ガラガラ 京太郎(ん?向こうの方にある戸でも開いたのか?) ……… …… … 竜華「しっかしこの浴場広いなぁ」 セーラ「ソウデスネ…」←竜華にシバかれた 船久保「まさか源泉を引いてるとは…しかも何種類かを全部回れる…と」 泉「そこらの温泉もびっくりですね」 怜「…で?ここが最後?」 竜華「みたいやな。突入ー!」ガラガラ ……… …… … 番台「あ」 番台「女湯と男湯は奥の源泉巡りコースで繋がってますから源泉巡りの際は水着を着用してください…」 番台「っていい忘れたなぁ…ま。いっか。めんどくせーし。知らんし」 ……… …… … 竜華「なんや最初の所と同じつくりやなぁ」 セーラ「ちょっとここの効能とか見てくるわ」スタスタ 京太郎(…なんか先輩の声が聞こえるけど…幻聴だよな。男湯だし) セーラ「あれ~?表示板はどこやー?」テコテコ 京太郎「ブーーーッ!」フキダシ 京太郎(なんでやねんっ!な…なんでセーラ先輩が男湯にっ!?と…とりあえず隠れよう!)コソコソ セーラ「ないやん…。まぁええか。竜華ー、怜ー、浩子ー、泉ー。ここ一番広いでー!」 竜華「ええとこ見つけたなぁセーラ」 怜「心地ええわ…」 泉「しっかし…全然人がいませんね」 船久保「そりゃそうや。人が来ない時間を見計らったんやし」 セーラ「せやったんか」 京太郎(な…ななな…なんで男湯に先輩達がいるんだよ!?)イワバノカゲ 京太郎(…部長のおもちすばらっ!…じゃなくて!) 京太郎(これは非常にマズいのでは!?なんとかこっそり抜け出さないと…) セーラ「誰もいないから泳げるでー」バシャバシャ 竜華「最初の所でも泳いどったやんセーラ」 セーラ「あて!」ゴン 船久保「そういえばあんな形の所にさっきもぶつかりましたね。偶然ですねー」 泉「セーラ先輩危ないからやめてください」 セーラ「問題ないでー」 怜「ウチも泳ぐー」 竜華「あ!こら怜!」 怜「大丈夫やってー。そこの岩場に行くだけやからー」スィー 京太郎(…岩場に行くだけか…。……………って) 京太郎(だ…大丈夫じゃねぇぇぇぇぇ!!) 京太郎(ヤバい…園城寺先輩がこっちに来る!?これは…潜るしかない…!?) 怜「あー…ゆったりやわー」 竜華「怜ー。どうせならみんなで語らおうや」 泉「いいですね」 船久保「先輩もこっち来てください」 セーラ「はいよー」バシャバシャ 京太郎(来るなぁぁぁぁぁ!!)センスイ 京太郎(うわぁぁぁ!みんなが邪魔で抜けられない!)ムニュ 竜華「ひゃっ!ちょ…ちょっと怜!?いきなり太股触らんといてーや」 怜「?触っとらんよ?」 京太郎(や…やっちまったー!)サワ ムニュ 泉「ちょっと船久保先輩!?なんで腰を撫でてるんですか!?」 船久保「自分こそ…いきなり内太股タッチとかなんやねん!」 京太郎(ヤバい!そろそろ息が…!) 怜「なんやセーラ?人のお尻触らんといてー」 セーラ「怜こそ腰回り抱きつかんといてー」 怜「え?ウチの手はここやん」フリフリ セーラ「え?」 竜華「え?」 泉「え?」 船久保「え?」 怜「え?」 京太郎「……うえっ!ゲホッ!ゲホッ!危ねぇ!死ぬところだった!あー…三途の川が見えた!危ない危ない…」ザパッ 竜華「」 怜「」 セーラ「」 泉「」 船久保「」 京太郎「あ」 京太郎(………………死ぬ前に言っておこう) 京太郎(…全員…すばらっ!) みんな「きゃああああ!変態ぃぃぃぃ!!」ブン 京太郎「みぞおちっ!!」 fin! 番外編【泉と京ちゃんの手が強力接着剤でくっついちゃってとれないよ!!(恋人つなぎ)】 京太郎「ア○ンアールファ!」 泉「ど…どうしたんですか須賀君…?」 京太郎「今の状況はそんな感じってことだ」 泉「ま…全く…。…どうしてこんなことに…」 京太郎「悪いな…。丁度文化祭の準備をしてたんだ」 泉「あ…謝らないでください。…いきなり手を取ったウチも悪いですから」 京太郎「で?買い物に付き合えばいいのか?」 泉「そ…そのつもりだったんですけど…その…こ…これじゃ…」/// 京太郎「…あ…」カァァ 泉「と…とりあえず…どっかで洗いましょか!」/// 京太郎「そ…そうだな…。確か給湯室ならお湯が出るな…」スタスタ ……… …… … 泉「…………………」/// 京太郎「………………」スタスタ 京太郎(あー…なんつーか…気まずい…) 泉「…………………」ソワソワ 泉(な…なんか…話さなきゃ…!) 京太郎・泉「「…あ…あの…!」」 京太郎「あ…悪い…二条」 泉「いえ…す…須賀君からどうぞ…」 京太郎「えーと…に…二条…?」 泉「は…はい…」 京太郎「その…す…好きな食べ物…とか…聞いても…」 京太郎(うぉぉぉぉ!?俺は何を聞いているんだ!落ち着け!いくら場繋ぎでも適当すぎるだろ!)アワアワ 泉(な…なんで好きな食べ物!?須賀君が…つ…作って…くれたり…?)/// ……… …… … 京太郎「な…なるほどー。さ…参考になったわー…」 泉「じゃ…じゃあ…ウチから…」 京太郎「お…おう…」 泉「えぇと…す…須賀君の…好きな…食べ…物…とか…?」 泉(ウ…ウチは何を!?テンパり過ぎです!)アワアワ 京太郎(こっちも好きな食べ物!?に…二条が作ってくれるとかそういう展開!?) ……… …… … 京太郎「そう言えば…二条…?」ジャバジャバ 泉「あちっ!…な…なんですか…?」 京太郎「あ、悪い!火傷してないか!?」 泉「だ…大丈夫です…」 京太郎「良かった。…二条は買い物の予定があったんだよな?」 泉「はい…。スーパーに買い物が…。…(文化祭のものを作る)材料が必要でして」 京太郎「そ…そうか…。ならこの後ちゃんと買いにいこうな」 泉「お願いします」 ……… …… … モブ「お…おい!みんな!俺…給湯室で聞いちまったんだけど…須賀と二条さん同棲してるぞ!」 「な…なんだってー!?」 モブ「夕食に須賀の好きな食べ物作る話してた!この後その材料を二人で買いにいくって話を!」 「な…なんだってー!?」 京太郎「ふー。それじゃあな二条」ガラガラ ←買い物帰り 泉「はい須賀君。また後で(部活で)」 京太郎「おう。後でな」 「ざわざわざわ……」 京太郎「?」 fin! 番外編【船Q一人っきりになって寂しがるあまり部員に集合のチェインメール】 船久保「…………………」 船久保「…………………」 船久保「……………部活に誰も来ませんね」 船久保「………なんでや?」 船久保(…ま…まぁ?ウチは?大人な女性を目指すわけですし?皆が来るまでに?何か仕事をしておくとか出来るわけで?) 船久保「……………データでも纏めましょか」 ……… …… … 船久保「………………誰も来ない」 船久保「……さ…寂しくなんか…な…な…ない…で…?」 船久保「………………」スッ →新規作成 to 須賀君 本文 寂しい 船久保「いやいやいやいやいや」ピッピッ to 須賀君、部長、園城寺先輩、セーラ先輩、二条泉 本文 このメールを部員に回してください! 全員部室に集合です。 このメールは受信したら部員に回してください。 因みに回さずに止めてしまうと校内ランクが3つぐらい下がると監督が言ってました。 船久保「いやいやいや…これはタチが悪いですわ。止めましょ」ピッ 船久保「あー…。暇ですねー」ピッ 船久保「あっ!?間違えて送信してもうた!?あんなメールを!?しもた!」 船久保「えぇっと…!とりあえずホントに送っちゃったかどうか確認を…!」 船久保「………え?…こ…こここ…ここ…こっち!?こっち送っちゃった!?」/// ……… …… … 京太郎「ん?メールだ?」 from 船久保先輩 本文 寂しい 京太郎「えっ」 fin! 番外編【フナQとかあんなビジュアルと中身でどこ萌たらええねん…って言われてるのを聞いてしまった船Q】 「今年の麻雀部ってレベル高いらしいぜ」 「まぁ強豪校だしな」 「ちっげーよお前。女子の顔のレベルに気まってんだろ」 「ああ…。そういや校内新聞にレギュラー載ってたけど確かに可愛かったな」 「たださ…フナQとかあんなビジュアルと中身でどこ萌えたらええねん…」 船久保「………………」 ……… …… … 京太郎「こんちわー」ガチャ 船久保「っ!」 京太郎「あれ?船久保先輩…今日は早いですね?」 船久保「せ…せや…っく…ねん…。た…たま…には…ぐすっ…」 京太郎「………先輩…?」 船久保「な…なんや…すがくっ…ううっ…」グスッ 京太郎「せ…先輩…?ひょっとして…泣いてるんですか?」 船久保「ちゃうもん…な…泣いてるわけ…ひっく…う…」 京太郎「…何があったんですか?…俺で良ければ聞きますよ」 船久保「すっ…すがく…んっ…う…うぇぇぇ…」ポロポロ 京太郎「…………先輩」 船久保「…ぐすっ…う…ふぇ?」 京太郎「…俺は…先輩の味方ですからね?」 船久保「…う…う…うわぁぁぁぁぁん!!」ダキッ 京太郎「……………」ナデナデ 船久保「……須賀君」 京太郎「はい?」 船久保「………おおきに…」/// ……… …… … 京太郎「……………なるほど」 船久保「…ウチ…そんなに…魅力ない…?」 京太郎「船久保先輩」 京太郎「しっかりしているところ。意外にお茶目なところ。実は寂しがり屋で、でもそんな姿を他人に見せないよう陰で泣いてる…そんなちょっと弱いところ。俺に優しく麻雀を教えてくれるところ…」 船久保「す……須賀君…?」 京太郎「ありますよ。先輩の魅力。…最も俺なんかの評価じゃ心細いかもしれませんけど…」 船久保「…せやね」ボソッ 船久保「…おおきに須賀君」 船久保(…ウチをちゃんと見てくれてる…。…ならそれだけでええわ…。…須賀君は…ちゃんと見てくれてる。それで充分や) 船久保「………ホンマに…おおきに。須賀君」 fin! 【船Qが海でおもち格差にどう思っていたか独白】 デハオジャマシタノデスヨー …サヨナラ ポリポリ 船久保「ご縁があればまたいつかー」フリフリ 船久保「…………」 船久保「…………はぁ…なんかどっと疲れた…」 船久保「……海は楽しかったですけど…須賀君と言ったら永水の人と仲良く遊んでるし、先輩と一緒に遊んでるし…」 船久保「あ、でも追いかけっこはしましたね」 船久保「…にしてもなんやアレ…!永水…!なんやあの胸!詰めとんのか!?」 船久保「何食べたらああなんねん!鶏飯とかか!?」 船久保「それでスク水とかどんだけアピールすんねん!…あ…渡したのウチか」 船久保「……ウチだって頑張ってるのになぁ…ちゃんと栄養とってるし…牛乳とか…あと腕立てとか…」 船久保「……なのに…」ストン 船久保「ううう………」 船久保「……石戸さんとか…半分ぐらい分けてーな…。…肩凝るやろ?辛いやろ?必要ないと思うんやろ?」 船久保「…やっぱり須賀君も…大きいほうが…」 船久保「……………」 船久保「…………あれ?」 船久保「なんでウチ須賀君の評価なんて気にしてるんでしょ?」 fin! 【園城寺怜、愛宕洋榎、荒川憩がいる卓に京太郎が挑戦】 京太郎「というわけで強くなりたいんです!お願いします!」 憩「任せてーぇ!ウチらも練習になるし」 京太郎「え?ウチら?」 憩「まぁまぁ入ってー」 京太郎「え?ああ…はい…」 憩「紹介するわー」 憩「大阪の強豪姫松のエース、愛宕洋榎ちゃん!」 洋榎「せやで!ウチこそ愛宕洋榎!世界最速最強の洋榎と言えばウチのことや!よろしくな!」ババーン 憩「そして同じく大阪の強豪……千里山のエース園城寺怜ちゃん!」 怜「よろしくな須賀君」 憩「ウチらがお相手しますーぅ!」 京太郎「ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁ!!」 憩「な…何!?」ビクッ 京太郎「俺が練習試合を頼んだ理由…言いましたよね!?」 憩「個人戦を前に学外の人と打ちたい…先輩達には内緒で………やろ?」キョトン 京太郎「わかってるじゃないっすか!?…だったら園城寺先輩呼んじゃダメですよ!」 憩「怜ちゃん。須賀君に嫌われとるで」 怜「しょっくやわー」ボウヨミ 洋榎「可哀想やろ!この女タラシ!」 京太郎「えぇっ!?」 ……… …… … 憩「ほな始めましょーぉ」 京太郎「よろしくお願いします」 洋榎「ウチが親やな!起家とは縁起がええわ。サイコロころころころころり~」カチッ 怜(…相手は姫松のエースに個人戦二位…頑張らな…!) 怜「リーチ…!」 洋榎「!」 京太郎(先輩の…リーチ…!) 憩(んー。鳴かなアカンのやっけ…。…なら) 憩「カン!」 京太郎(…!?先輩にリーチに暗カン!?…なんで…) 憩「………………」タンッ 京太郎「あ…っ!…ポン!」 憩(…ウチの手じゃ鳴かせられへんような気がしたからなぁ…。カンに頼って正解やったね) 洋榎「なぁー。なぁー?このリー棒立てるんどーやるん?ウチもやりたい!どーやるん!?」タンッ 怜「…いや…立てれば立つやろ?」 洋榎「えっ!?ホンマ!」ビシッ 洋榎「……………立たへんよ」 怜「変やなぁ…」タンッ 洋榎「それ…ロンや」 洋榎「リーチが仇になったなぁ…12000」 怜「……はい」 ……… …… … 京太郎「いよっしゃ!リーチです!」タンッ 京太郎(…良いぞ…!258の三面待ち…裏が乗れば倍満…俺に流れが来てる!) 憩「あ。ロンですーぅ」 京太郎「え?」 憩「タンヤオ三暗刻ドラ3で18000でーす」222555888 京太郎「」 ……… …… … 洋榎「リーチ!」 怜(……………)タンッ 憩「洋榎ちゃんリーチは怖いわー」タンッ 京太郎(…!一発はマズいな…現物)タンッ 洋榎「こい一発!…ってなんでここで北やねん!」タンッ 怜(…………あ。避けられへん)タンッ 憩「じゃじゃーん。実は北を持っとるんやー!」タンッ 洋榎「な…なんやてー!」 京太郎(…スジがあいてるしな…)タンッ 洋榎「ロンや」 洋榎「リーチチートイタンヤオで6400の二本場は7000……裏乗らないんが残念やな」 京太郎「チートイ…!スジとか関係無かったか…」 洋榎「どや?流石やろ?かっこええやろー?憧れるやろー?せやろー。スジ引っかけの洋榎とはウチのことやからなぁ…その気持ちもわからなくはないわー」 ……… …… … 怜「一発ツモメンタンピンドラ1や!3000・6000!」 洋榎「…リーチ一発…か。本領発揮って感じやな」 憩「さっきまでズラせてたんですけどねぇ」 洋榎「え?ズラしてたん?知らんかったわ」 憩「一人だけ協力してくれなくて大変やったんですー。謝ってーなー」 洋榎「すいません……ってなんでやねん!」 憩「ノリツッコミやー!洋榎ちゃんさっすがーぁ」 洋榎「せやろー?…ほな続きやろうやー」 京太郎「…あの…」 洋榎「なんや少年?洋榎ちゃんに人生相談?」 京太郎「いえ。…その…俺飛んだんで…終わりっす…。…続きは…ないっす」 洋榎「………………」 怜「………………」 憩「………………」 洋榎「三麻せーへん?」 怜「それやな」 憩「須賀君お腹空いたーぁ…買い出しお願いしますーぅ…」 京太郎「あーもう!結局こうなるのかよぉぉぉぉぉぉ!!」ダッ 憩「……いやー。面白い子やねぇ」 怜「…あげへんでー」 洋榎「いいツッコミが出来そうな臭いがしたで…。…化ける…!」 怜「あげへんでー」 憩「……怜ちゃんって須賀君のこと好きなん?」 怜「………………へ?」 憩「初の男子部員なんやろ?そこんとこ詳しく聞かせてーなぁ」 洋榎「鍵は閉めたでー」 憩「さっすが仕事が早いことで有名な洋榎ちゃーん!」 洋榎「せやろー?流石やろー?」 憩「さあ」←悪い顔 洋榎「さあさあ」←悪い顔 怜「…あ…あう…あうあう…。…た」 怜(助けてぇぇぇぇ!須賀君ー!!) fin! 【船Qが従姉妹と遊ぶ】 船久保「ほな。何かしましょうや」 洋榎「言うてもウチらやったら麻雀しかあらへんやん?」 絹恵「あー…サッカー中継やっとるー」チラッ 船久保「…けど麻雀やったら三麻になってまいますね」 洋榎「遊ぶってムズいなぁ浩子」 絹恵「あー…そう言えば作家が昨夏にサッカーしてるっておもろい文章やなー」チラッ 船久保「………………」 洋榎「…別におもろないで」 絹恵「お姉ちゃん。サッカーがしたいです」 船久保「どストレートに来ましたね」 絹恵「ちゃんとカーブも蹴れるわ!」 洋榎「いや、そう言う意味ちゃうやろ…」 ……… …… … 船久保「さぁ始まりました第一回FK対決。キーパーは愛宕絹恵。対して対戦相手は愛宕洋榎。後ろには船久保浩子が控えてます。実況は私船久保浩子でお送りします」 洋榎「ほな…行くで…!」ゴゴゴ 絹恵「止めたる…!」ゴゴゴ 船久保「ほな…FK対決…第一球目…」ピーッ! 洋榎「うぉぉぉぉぉぉ!!タイガーシュートォ!」 船久保「愛宕洋榎選手の豪快なシュートが放たれたぁー!」 絹恵「お姉ちゃん…もうちょっと右上の角とか狙わな」パシッ 洋榎「しょ…初心者には無理やろ…」 船久保「次はウチですね。仇は打ちますんで」 絹恵「こいっ!」 船久保(…さっきプロサッカー選手がFKをどこに蹴るかの統計を纏めて、シュートフォームもトレースしたんや…!簡単には負けへんで!) 船久保「おりゃー!」 洋榎「さぁ船久保浩子選手のシュートが放たれたー!対して愛宕絹恵選手の取った策は…!?」 絹恵「コースはええけど…まだまだ甘い球やなぁ。球威がないで」パシッ 洋榎「……もう終わりにせーへん?微塵も楽しくないわぁ…」 船久保「…全くもって入る気がせえへん…」 絹恵「えへへ…なんかすんません」ツヤツヤ 洋榎「まぁ楽しそうで何よりやけど」 洋榎「ちゅーわけで原点回帰で麻雀するんやけど」 船久保「ウチ…姫松の部室入っていいんやろか…」 洋榎「やっぱし麻雀は4人やからな!あと一人は後輩でも捕まえればええわ」 モブ「先輩こんにちはー」 洋榎「確保や!」 絹恵「堪忍な!お姉ちゃん…言い出したら聞かへんねん!」ガシッ モブ「へ?」 洋榎「これで四人や!」 ……… …… … 洋榎「ツモ!4300オールや!」 モブ「あ…あう…。飛んでもうた…」 船久保「流石の強さですね…姫松の稼ぎ頭」 洋榎「せやろー?流石やろー?」 絹恵「…………………」 洋榎「…およ?何落ち込んどるん?」 船久保「どうかしましたか?」 絹恵「あ…いや…。やっぱり…お姉ちゃんは凄いなぁ…て。追い付くのにどのぐらいかかるんやろかー…って」 船久保「そんなこと言ったらウチだって三位ですよ…まずは二位に追いつかなあきまへんわ」 洋榎「……絹」 絹恵「………………」 洋榎「…何弱気になっとんのや。来年になったらウチは引退…勿論恭子も…」 絹恵「…………うん」 洋榎「ほな誰がその後姫松引っ張ってくんや?」 絹恵「………え?」 洋榎「あー…そのー…なんや?…うーんと…」 船久保「…期待されてるってことですやん」ゴニョゴニョ 絹恵「え…?ウチが…?…お姉ちゃんに…?」 洋榎「ウ…ウチちょっとお花摘んでくるわ」ソソクサ 船久保(…なんでアンタが照れとんのや。顔真っ赤やんけ) 絹恵「…え…えへへ。…嬉しいなぁ…」 船久保(…こっちはこっちで抑えきれてないし。…この二人は全く…) 船久保(…自分にも同じ血が流れてると思うと…どっちなのか気になりますね…。…どっちでも面倒ですけど) 船久保(…ウチにもこんな相手がいたら…。…やっぱり面倒ですね…) 船久保(…でも…) 絹恵「…えへへ」ニコッ 洋榎「た…ただいま…」マッカ 船久保(…こういうのも悪くないんちゃいます?) fin! 番外編【怜と竜華に腕枕】 京太郎「先輩。この本を試したいんですが」スッ 竜華「なになに…『麻雀力アップ!~膝枕編~』…?なんやねんこれ」 怜「著書の『Dr.ダイジョーブ』とか言う人も聞いたことないで…」 京太郎「この本によると『他人を膝枕している人間は麻雀力が高い傾向にある』とされてるんです。…言われてみれば…部長とか、あと永水の石戸さんとか…」 怜「ってことで膝枕させてくれ…と。なんやそれ…」 竜華「怪しいにもほどがあるやろ…」 京太郎「そこをなんとか!お願いします!」 ……… …… … 竜華「というわけで」 怜「…いや。おかしいやろこれ」 竜華「…確かに右にウチで左に怜…ってなんやねんこれ」 京太郎「いや…二人同時にやれば二倍の効力が…!と思いまして」 怜「それはないと思うんやけどね…」 竜華「…でも…なんとなく眠くなってきたわ…」 怜「…そもそも須賀君制服やん?ズボンやん?…竜華に比べると柔らかさがないんや。寝れへんよ…」 ……… …… … 竜華「……すぅ…すぅ…」zzz 怜「………くぅ…」zzz 京太郎(…結局寝てるし) 竜華「………う…うん…」ゴロ 怜「…うー…」ゴロ 京太郎(…………………) 京太郎(…寝返りでこっちを向いたせいで…その…おもちがこっちを向いたわけで。…手を伸ばせば…そこにあるわけで) 京太郎(…それにちょっと頑張れば…覗きこめるわけで………いやいやいや!何を考えているんだ俺!) 京太郎(…堪えろっ!耐えろっ!…打ち勝て!自分に…!欲望に!) 怜「…す…須賀君…」 怜「いつ…も……ありが…とう…な…すぅ…」zzz 竜華「すが…くんは…頼…れる…なぁ…ほんまに…」zzz 京太郎「ふ…二人してどんな夢見てるんですか…。褒めたって何も出ませんよ」ナデナデ 怜「…ん…んん…」モゾモゾ 竜華「…みゅ…ん…」モゾモゾ 京太郎(…なるべく動かないでください!耐えられくなっちゃうから!) ……… …… … 竜華「…ん…ふわぁぁ。…寝てたぁ…」 怜「…うう…?あれ…?ケーキどこや…?…あ…おはよう竜華…」 竜華「怜…?…せや、須賀君が膝枕してくれたんやっけ…」 京太郎「」マッシロ 竜華「な…なんか燃え尽きとるんやけど…」 怜「血の涙流しとるで…」 京太郎(地獄のような天国だった…) fin! 【怜と竜華に腕枕 リテイク】 怜「須賀君。バンザーイ」 京太郎「えっ?」バンザーイ 怜「ふむふむ…」フニフニ 京太郎「な…なんですか先輩…二の腕なんて触りだして…」 怜「ウチ今眠いんや」 京太郎「はぁ」 怜「せやけど竜華が監督と話しに行ってておらんから…代わりになるものを…と」 京太郎「はぁ」 怜「で…須賀君を見たときなんとなく二の腕が柔らかそうだったんや。というわけでお休み」 京太郎「いや…!待ってください!これって腕枕ってやつじゃないですか!?…だ…大体…横向いたら女の子の寝顔があるなんてそんなすばらなことを…」 怜「…すぅ…すぅ…」zzz 京太郎「って早っ!?」 ……… …… … 竜華「ただいまー」ガチャ 京太郎「あ、おかえりなさい部長」 竜華「」ピシッ 竜華「須賀君…!怜に何したんや…!」 京太郎「誤解ですよ!?」 ……… …… … 京太郎「というわけです」 竜華「…なるほど。…ふむ」フニフニ 京太郎「………部長…?」 竜華「…ウチ監督との話し合いで疲れとんねん。ついでに腕枕の心地が気になんねん。…せやから失礼」ゴロン 京太郎「えっ!?部長まで!?」 竜華「…くぅ…くぅ…」zzz 怜「…すぅ…すぅ…」zzz 京太郎「部長も早っ!?」 京太郎(ひ…非常に困った…) ……… …… … 怜「ん…むぅ…うぅ…」ゴロゴロ 竜華「んー…むにゃ…うー」ゴロゴロ 京太郎(な…なんか…安定してない感じ?体勢変えようとしてるし…) 怜「…むぅ…すぅ…」ギュッ 竜華「…うぅ…くぅ…」」ギュッ 京太郎(…だ…だだ…だ…) 京太郎(…抱きつかれたぁぁぁぁぁ!!) 京太郎(落ち着け京太郎!気を強く持つんだ!お前なら耐えられる!) 竜華「……んー…」ムニュ 怜「……すー…すー」フニュ 京太郎(…すばらぁぁぁぁぁ!!今なら死んでもいいっ!おもち柔けぇぇぇ!押し付けられてるなんて…時間が止まればいいのに…!) ……… …… … 竜華「……ん…んにゃ…あ、寝とったぁ」ポケー 怜「んー?…今何時やぁ…?」ポケー 京太郎「あ、起きました?…まだお昼過ぎですよ。13時30分ってところかと…」 竜華「…?」←京太郎に抱きついてる 怜「?」←京太郎に抱きついてる 竜華「…んな…な…ななななっ!?」/// 怜「な…ななな…なんでウチら須賀君に抱きついとんの!?」/// 竜華「ウ…ウチら…な…何でこないなことになっとるんや!?」/// 京太郎「何で…って…先輩達が…」 怜・竜華「「きゃ…きゃあああああ!!」」ドゴッ 京太郎「ぐふっ!?」 怜「りゅ…竜華!?どないしよ!?」アワアワ 竜華「と…怜!…と…とりあえず須賀君から離れなアカンな!」アワアワ 京太郎(…り…理不尽だ…。…でも見返りはちゃんとあったし…。…おもち…すばらっ…!) fin! 番外編【船Qが京ちゃんとサッカー観戦】 京太郎「しっかし意外でしたよ。船久保先輩もスポーツ観戦とかするんですね」 船久保「いえ…正直に言いますと従妹がチケットくれたから来た…というのが正しいですね。結局試合もデータでしかないですし」 京太郎「…冷めてますねー…。…しかしいいんですかね従妹の人は…日本代表の試合なんてチケット争い激しいでしょうに」 船久保「受け取った時は最後まで「ウチが行く」ってゴネてましたけどね。姉が「用事だからしゃーないんや」って」 京太郎「…まぁそういうことなら楽しみますか」 ……… …… … 船久保(………所詮スポーツなんて…これまでの実績と選手の能力、作戦によるデータ化が可能ですからね。見ても楽しくないですよ) 船久保(…お。ゴール際行った…。……なんで!?) 京太郎「あー…惜しかったですねー。今のシュート」 船久保(なんでや!?あんたデータではシュート成功率75%のハズやろ!?なんでここで外すんや!?) 京太郎「……船久保先輩?」 船久保「阿呆…。左サイド空いとるやろ…なにやっとんねん…!」ブツブツ 京太郎(…お?なんだかんだで見入ってますね?) ……… …… … 船久保「今の向こうが反則やろ!なんで日本がイエロー取られるんや!」ウガー 船久保「よぅし決めた!よくやったわ!今のシュートは良かったでー!」パチパチ 船久保「あぁぁキーパーなにやっとんねん!?今のは左やてウチでもわかったわ!」 船久保「ええよええよ…いいパスや…!……よっしゃ入った!ナイスアシストや!」 船久保「きゃー!日本!日本!日本!」 京太郎(…ガッツリのめり込んでますね船久保先輩。……お。ナイスゴール) ……… …… … ピピーッ!! 船久保「今どっちや!?試合終了が先か?ゴールが先か?」 京太郎「ゴールだと思いたいですね…」 京太郎「…………3vs2!日本勝った!?」 船久保「いやったぁぁぁぁ!やったで須賀君!」ギュッ 京太郎「よっしゃぁぁぁ!」ギュッ 「そこのカップルさんよぉ!感極まってるのはわかったから抱き合うなら他所でやりな!羨ましい!」 船久保「…え?」/// 京太郎「…あ」/// 「見せつけてくれるじゃねーか羨ましい!」 船久保「い…いいいい…行きましょ須賀君!」/// 京太郎「そ…そうですね!」/// fin!
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執事とは、いついかなる時でも主の為に行動するものである。 京太郎「おはようございます、お嬢様」 美幸「……んっ」 美幸「おはよ……京太郎」 京太郎「……お嬢様、また裸で寝ておられたのですね」 京太郎「風邪をひかれては困ります、早く服の方を……」 美幸「……うん、わかったよもー」 執事とは、主の望むものを必ず用意するものである。 美幸「京太郎、購買でクリームパン買ってきて」 美幸「クリームパンじゃないと駄目だよ!」 京太郎「かしこまりました」 ―購買― 京太郎(すごい人ですね……) 京太郎「あの、クリームパン1つお願いします」 おばちゃん「ああ、ごめんね……クリームパンは売り切れなんだよ」 京太郎「そ、そうですか」 京太郎(ふむ、どうしたものか) 京太郎(ん?) 梢(ふふ、やっとクリームパンが買えましたぁ!) 梢(購買のクリームパンはすごい人気で、3年生の私でも1度も買ったことがなかったのですが……) 梢(今日、ついに買えました!) 梢(授業が終わってから全速力で走ってきてよかった……) 梢(あとは教室に戻って食べるだけ……ってあれ!?) 梢(手に持ってたクリームパンがカレーパンに変わってる!?) 梢(な、なんで!?、いつの間に……) ―麻雀部部室― 友香莉子澄子「……」 美幸「ふんふふ~ん」 澄子「……あの、椿野先輩?」 美幸「何かな?」 澄子「あの、そこにいる執事服の人はいったい……?」 京太郎「……」 美幸「ああ、気にしなくていいよ!そんなことより対局対局!」 澄子「そ、そうですか」 友香(うっし、張ったぁー!) 友香「リーチでー!」トン 莉子(は、早いぃ……)トン 澄子(ここはオリで……)トン 美幸「……」トン 友香(来たっ!) 友香「美幸先輩、それロ―――」 京太郎(今だ!) ゴスッ 友香「げふっ!」 莉子「え……」 澄子「は、腹パン?」 友香「げほっげほっ……うぇ」 美幸「?、莉子ちゃん、早くツモってね」 莉子「は、はいぃっ!!」 澄子(な、なんなんですか……) ―椿野家― 京太郎(お嬢様はテレビで野球を見ているようだ) 『あーっと!巨人小笠原、今日5打席5三振です!』 『これはもう間に合わないのでしょうか!』 美幸「あーもー!何やってるかなまったくー!」 京太郎(……) 京太郎(パソコンはここですね……) カタカタ 『ファッキューカッス』 『シナキンはクビだクビだクビだ!』 『浜流しの時間だね(ニッコリ』 京太郎(これでよし) 京太郎(全てはお嬢様の意のままに……) 美幸「ねぇ、京太郎……」 京太郎「なんでしょうか」 美幸「私の事、愛してる……?」 京太郎「お嬢様が望むのであれば」 美幸「……もー、真面目なんだから」 美幸「でも、そんなところが好きなんだよ……」 美幸「京太郎……ちゅーしよ……」 京太郎「お望みのままに」 京太郎「私の全てを、あなたに捧げます」 美幸「んふっ……ありがと」 2人は幸せなキスをして終了。 カン!
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照「……」 菫「寝ているのか?」 照「……」 菫「準決勝はうちが一位抜けだ。みんなが頑張ってくれた」 照「……」 菫「なにがあった。お前がそのままだと、その……困る」 照「……ごめんなさい」 照「私、もう打てないかも」 淡「もう打てないかもって?」 菫「ああ、理由も何も話さずにそれだけだ」 淡「ふーん、スミレも甘いね。そういうの許すんだ」 菫「そうかそうか。なら普段お前に関して見逃していることも厳しく追及しようか」 淡「あわっ、や、やぶへび!?」 菫「正直言うと戸惑ってしまってな。あいつがあんな揺らいでるのは初めて見たから」 菫(あえて言えば一年前、個人戦の時に少し様子がおかしかったが) 淡「大体わかったよ。つまりこれは……失恋だね!」 菫「……は?」 淡「きっと気づいちゃったんじゃないかな? 私とキョータローのラブパワーに!」 菫「そうかそうか。ということはあれもこれもそれもどれもお前のせいか……!」ゴゴゴゴ 淡「またしてもやぶへび!?」 優希「せんぱーいタコスーって、あれ?」 和「いないですね。どこかに出てるんでしょうか?」 まこ「朝からこの調子じゃ。めっきり姿を見せん」 優希「むむ、またいつもの放浪癖がでたじぇ」 和「そういえば、部長もいませんね」 まこ「探しにいっちょるわ」 和「そうですか……」 優希「で、咲ちゃんはぼーっとしてどうしたんだじぇ」 咲「……え、私?」 まこ「ほんに心ここにあらずか」 和「お姉さんとなにかあったんですか?」 咲「……」 『だからもう……かまわないで』 咲「なにも、できなかったな」 和「はい?」 咲「ごめん、私ちょっと外の空気吸ってくるね」 京太郎「……」 『だから……もう、関わらないで』 京太郎「だから、なんだよ」 京太郎「そうかもしれないってずっと思ってたろ」 京太郎「俺の方がよっぽどひどいこと言ったくせによ」 京太郎「落ち込む資格もないよな」 久「ところでさ、落ち込むのに資格っているわけ?」 久「って、あんたなら言いそうだけど」 京太郎「……」 久「まったく姿見えないから探しに来たんだけど、やっぱりなにかあったみたいね」 京太郎「俺さ――」 久「ああ、言わなくていいわよ。どうせ宮永照のことだろうし」 京太郎「……お見通しか」 久「あんたがそんなに落ち込むのって、私のことじゃなければあの子のことでしょ」 京太郎「昨日の今日でよく自分のことじゃないって思えたな」 久「だってそうなんでしょ? 気にされてないってのも癪だけど」 京太郎「んなわけないだろ……少なくとも日中はそれで顔出せなかったわけだし」 京太郎「……ずっと言いたかったことがあって、それを言おうとして……でも言えなかった」 久「なに、思いっきり拒絶されたの?」 京太郎「まぁ、そんな感じ」 久「……なにそれ、なんかムカつく」 京太郎「なんでだよ」 久「だって、私の時はそんなに落ち込んでなかったじゃない。なにごともなかったかのようにまたまとわりついてきてさ」 京太郎「落ち込んだに決まってんだろ。見えないとこでさ」 久「じゃあ今回もさっさと立ち直りなさいよ」 京太郎「無茶言うなよ……」 久「ほら、やっぱり」 久「前々から思ってたけど、あんたあの子のこと特別視しすぎ」 京太郎「そんなことないって」 久「だって話題に上がるたびに微妙な顔してるし」 京太郎「してない」 久「してる。そもそもちょくちょくポッキー食べてるのだってそうでしょ」 京太郎「いや、だからそれは……」 久「思いっきり引きずってる証拠じゃない」 京太郎「あーもう!」 京太郎「ほんと勘弁してくれ……しばらく一人になりたいんだよ」 久「……ふぅ、うまくいかなかったか」 久「煽れば立ち直ると思ったんだけどね」 久「……あと一押し、なにか考えとかなきゃね」 久「あーあ、なんで敵に塩を送ろうとしてるんだろ、私」 久「まぁ、卑怯なことしちゃったしね……」 久「さ、今日も勝ち進んで決勝、行くわよ」 和「先輩、具合が悪いんでしょうか?」 優希「今日も顔ださないじぇ」 まこ「部長が大丈夫と言うんじゃけぇ、心配いらん」 まこ(とは言うものの、またなにかあったな、こりゃ) 咲「……」 久「あと、咲には話があるから」 咲「今日の試合のことですか?」 久「それも込みで色々とね」 久「てなわけで優希、がっつり行ってきなさい!」 優希「合点承知!」 照「ん……もう明るい」 照「……向こうの準決勝、始まってるかな」 照「清澄が勝ちあがってきたら……」 淡「おっはよー」 淡「テルー、朝だよー」 照「……」 淡「寝たふりだってのはわかってるんだからねっ」 照「淡、重い」 淡「おっぱい大きくなったから体重増えたのかな?」 照「……出てって」 淡「えー? やだ」 照「いいから」 淡「やだってば」 照「……もういい、勝手にして」 淡「うん、好きにする」 淡「スミレ、心配してたよ?」 照「……そう」 淡「私はいいんだけどねー。むしろ活躍の機会が増えちゃうし」 照「悪いとは思ってる……けど」 淡「テルーもさ、キョータロー取られたからって気にしすぎだよね」 照「……」 淡「ま、私とのラブラブっぷりを見せられたら仕方ないけどね」 照「それはない」 淡「じゃあ別のだれかってことだね。キスでもしてたの?」 照「……」 淡「そっかぁ……私もしたけどね」 照「――っ」 淡「いったぁ……いきなり平手打ち?」 照「京ちゃんは、私に色んなものをくれた!」 照「いつも一緒にいてくれた!」 照「でも、離れなきゃいけなくなって……!」 照「だからせめて約束だけはって……!」 淡「……ならさ、なんで諦めちゃうの?」 淡「ううん、なんで諦められるの?」 淡「私なら絶対無理。なにがなんでも欲しいんだもん」 淡「私は言ったよ? 行動したよ?」 淡「照はなにもしないで泣き寝入りしちゃうんだ」 淡「そんなことなら本当に私が全部もらってっちゃうから」 照「……そんなの、許さない」 淡「じゃあ、どうするの?」 照「会ってくる……まだ、一番したいことをしてないから」 淡「ま、私には負けると思うけどね」 照「勝手に言ってて」 京太郎「……今なら投身自殺した奴の気持ちがわかるな」 京太郎「しないけどさ」 京太郎「やっぱり、曖昧なままにしとくべきだったかな」 京太郎「答えを出さないなら、少なくともこんな風になることはなかったわけだし」 京太郎「なんにしても、もう取り返しがつかないんだよな……」 咲「やっぱり、ここにいた」 京太郎「咲か」 咲「お姉ちゃんに会ったんだね」 京太郎「久ちゃんに聞いたのか」 咲「うん……またここにいるんじゃないかって」 京太郎「こっぴどくやられたよ。結果は見てのとおりってか」 咲「私も、お姉ちゃんに会ったよ」 京太郎「そうか……」 咲「かまわないでって言われちゃった」 京太郎「やっぱ愛想つかしていなくなったのかな」 咲「ううん、違う」 咲「だって、お姉ちゃんは言ってたもん」 咲「お父さんとお母さんが別々に暮らすことになって、お姉ちゃんはお母さんについて行って」 咲「私に、お父さんと京ちゃんをお願いって」 咲「私は自分のことだけで精一杯だったけど……」 咲「お姉ちゃんはずっと京ちゃんの心配してた」 京太郎(ずっと知りたかったことの一つ) 京太郎(蓋を開けたらこんなもんか) 京太郎(最初からこいつに聞けば早かったんだ) 京太郎(ただ、聞くのが怖かっただけで) 咲「だから、もう一回お姉ちゃんに会って……ううん、会ってあげて」 京太郎「ダメだ……もう足がすくんでる。またあんなこと言われたらって思うとさ」 咲「……京ちゃん、こっち向いて」 京太郎「なんだ、俺の情けない顔が見たいのか?」 咲「うん、だから」 京太郎「好きにしろよ……」 咲「じゃあ――」グイッ 京太郎「――」 京太郎「咲、お前……」 咲「……やっぱり、私じゃダメなんだね」 京太郎「……俺の能力のこと、知ってるのか?」 咲「うん、それも部長から聞いたの」 京太郎「……」 咲「妹だもんね、私」 京太郎「ああ……」 咲「じゃあ、京ちゃんのかわいい妹からのお願いです」 咲「お姉ちゃんと仲直りしてください」 咲「京ちゃん、いっつも誰かのために動いてるもんね」 咲「結局は自分のためだって言ってるけど」 咲「なら、聞いてくれるよね?」 咲「だってこれは自分のためじゃなくて、かわいい妹のためなんだもん」 京太郎「……まったく」 京太郎「どいつもこいつも気安くキスしやがって」 京太郎「いいぜ、やってやるよ」 京太郎「でもこれは俺がそうしたいからするんだ」 京太郎「色々溜まった恨み辛みをぶちまけにいくんだからな」 咲「うん、それでいいよ」 京太郎「かっこわるいとこ見せて悪かったな……けど、やってくるよ」 咲「待ってるから」 京太郎「あと、久ちゃんにも礼を言っといてくれ。絶対入れ知恵されたろ、お前」 咲「はいはい、わかったよ」 京太郎「そんだけだ。じゃ」 咲「……頑張ってね」 咲(私の本当に欲しかったもの) 咲(また、三人で……) 照「……迷子になっちゃった」 照「そもそも、京ちゃんがどこにいるのかわからないし」 照「どうしよう……」 京太郎「また迷子か、こりないな」 照「京ちゃん、私……」 京太郎「何も言うな。まずはこっちの話を聞け」 照「……」 京太郎「照ちゃんにはさ、色々言いたいことがあるよ」 京太郎「それこそ恨み言だってある」 京太郎「でも、そんなのは後回しにして、一番言いたいことがあるんだ」 京太郎「――ありがとう」 京太郎「俺が立ち直れたのも、ここまで来れたのも、全部あの時照ちゃんが傍にいてくれたからだ」 京太郎「照ちゃんが俺のことを恨んでいても、憎んでいてもかまわな……くはないけど」 京太郎「ずっと、それだけ言いたかったんだ」 照「……私も、京ちゃんにずっと言いたかったことがある」 照「でも、それは後回し」 照「今はこれだけ――」 京太郎(その唇は柔らかくて、ポッキーの味がしそうだと思ったけど、そんなことはなかった) 京太郎(少したってからその感触は離れて――) 照「待ってて、勝ってくるから」 京太郎(照ちゃんは微笑む) 京太郎(そこには、俺がずっと心に思い描いていた太陽があった)
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第十二章【新ジャンル!? メンヘラロリの名はマホっち】 アフター マホ「ふわぁ……疲れましたぁ」 京太郎「お疲れ様。まさか、本当に全員と打つなんてな」ナデナデ マホ「あ、須賀先輩っ!」パァァ 京太郎「何か収穫はあったか?」 マホ「はいっ! 色んな人の、色んな技術を学べました!」 京太郎「その成果、今度俺にも見せてくれよな?」 マホ「勿論ですっ!!」 マホ「んへへっ♪」チョロロロロ 京太郎「また最近犬の小便が……」 マホ「弾けろブリタニアァァァァ!!」パシャパシャパシャ!! 京太郎「また裸を撮られた」 マホ「あっあっあっ♪」ポヒュ^ポヒュー 京太郎「俺のリコーダー、無くなるの今日で三十四本目か……でもちゃんとお金は返してくれるんだよな」 マホ「ゼロ! ゼロ! ゼERO!!」 京太郎「最近、選挙でもやってったっけ?」 マホ「ちゃーんと出来ましたっ!!」ビシッ 優希「よくやったじょ」ニッコリ 和「これで一人前ですね」ニッコリ マホ「わーいっ!」 久「あんたたち……ちょっとこっちに来なさい」ゴゴゴゴゴゴ 厨二病でも恋がしたいッッッッッ!!!!
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89日目・朝- 京太郎「あれ、つまりみんなではやりさんが取ったホテルに?」 華菜「あたしと宮永以外なー」 はやり「だってひとつ屋根の下に男女が二人きりなんて、ね☆」 白望「良くない」 京太郎「じゃあ、放課後はそっちのホテルに行けば会えると」 はやり「会いに来てね♪」 恭子「待っとるよー」 淡「お土産よろしく!」 京太郎「おう」 京太郎(さて、今日の放課後はどうするかなー) テクテクテク 京太郎「ん、歩かぁ」 歩「歩かぁ、じゃないよ……しばらくいなかったけど、久しぶり」 京太郎「久しぶりだなぁ、会えなくてさびしかったぞ~」 歩「ま、まぁ私も寂しくは」 京太郎「やべ、今日も時間割聞きそう」 歩「……はぁ」 授業- 京太郎「次は?」 歩「なんだっけ?」 京太郎「え?」 歩「冗談」 京太郎「ふぅ……」 京太郎「ラーメン!」 教師「おいしい」ズルル 歩(ダメだ、クラスの連中全員京太郎のラーメンにやられてる)ズルルッ 昼- 京太郎「さて、昼昼~」 京太郎「歩、ところで最近どうだー」 歩「麻雀ならたまに勝てるようになってきた」 京太郎「あいつらにたまに勝てるって十分化け物くさいな」 歩「……あれ、しないでよ?」 京太郎「あぁ、喰うのはもうちょっと歩が大きくなってからだなぁ」 歩「うわぁ、これ以上成長しませんように」 クラスメイト(な、なんの会話なんだ……) 放課後- 京太郎「さて、今日はどうするかなっと……」 京太郎「今日は野暮用が」 歩「まぁ良いけど」 京太郎「さて……」 京太郎「せっかく来てくれてるんだしな、行くか!」 京太郎(ホテルについたら誰かに部屋番号とか教えてもらわなきゃな) ホテル前- 淡「京太郎~!」バッ 京太郎「うおっ」ガバッ 京太郎「突然抱きつくな危ない」 淡「え~」 京太郎「えーじゃない、とりあえず部屋に案内してくれ」 淡「うん!」 部屋- 京太郎「お邪魔しまーす」 はやり「京ちゃん、いらっしゃい♪」 恭子「うん、いらっしゃいや」 京太郎「麻雀ですか?」 はやり「うん、異能無しだけどね」 京太郎「自力が大事ですもんね、シロ……じゃない!?」 華菜「せっかくみんないるんだから参加ぐらいするし、ちなみにシロはそこ」 白望「ん、京だ……あれ、咲は?」 京太郎「いや、昨日と違って今日はいないだろそりゃ」 白望「そっか……」 京太郎「気持ちよさそうに寝てる……」 京太郎「ん~普通に良いなこの部屋、景色も良いし」 淡「私長野ってもっと田舎かと思ってた!」 京太郎「まぁ俺の家の方とかは結構田舎だけどなぁ、って失礼な奴だな、そりゃ東京と比べれば」 淡「いやぁ、でもちゃんと大きいホテルもあるし安心したよ~」 京太郎「なによりだ」 京太郎「それにしても、あれからどうだ?」 淡「うん、超絶好調だよ、京太郎のおかげだね!」ニコッ 京太郎「お前のためになれたならなによりだよ」フッ 淡「京太郎って優しいよね、私そういうとこが好きだよ」 京太郎「っ、お前なぁ、そんなこと」 淡「あれ、私本気だけど?」 恭子「」 白望「」 はやり「」 華菜(とんだ状況にはちあわせたし、帰りたい……) 淡「えへへ」ニコッ 京太郎「お、おう……」 淡「返事、帰るまでには聞かせてほしいなー」 京太郎「お、おう……」 華菜(あ、心神喪失してるな、あれ) 京太郎(ふぅ、自分を取り戻したぞ!驚いたけど、どうしようなぁ……) 白望「京太郎」 京太郎「?」 白望「……鼻の下伸びてた」 京太郎「んなわけないだろ、色々と混乱してるんだよ」 白望「優しいから、気にしなくても良いのに……」 京太郎「普通に考えてするだろ」 京太郎(お前だけじゃなくて咏さんともなのに、これどうすんだよ俺ぇ……) 京太郎「大罪のことで、知ってることってあるか?」 白望「熊倉先生の話だと、大罪は昔からあって……私たちのだいぶ前には大沼プロとかトシさんもだったとか」 京太郎「うわ、マジか、なるほどな大沼プロが暴食のことを知ってたのも納得だ」 白望「まぁ、細かいこととか詳しいことならはやりさんに聞いた方が早いと思うよ?」 京太郎「なるほどな、そうしてみるわ、でもありがとなシロ」ニッ 白望「うん」フッ 夕方2- 京太郎(んっと、次は誰と話すかな?) 京太郎「そういえば池田、美穂子さんが心配してたぞ?」 華菜「ん、なんでキャプテンが?」 京太郎「そりゃお前がおかしいって」 華菜「ん、おかしいって?」 京太郎「さぁ?」 華菜「……ん~」 京太郎「まぁ、美穂子さんをあんま心配させんなよ?」 華菜「わかってるし」フッ 京太郎「風越の方はどうなんだ、最近は?」 華菜「普通だし、合同合宿の成果もあってみんな強くなったけど……来年、出るのはまだまだ頑張る必要があるな」 京太郎「来年はお前がエースか、大丈夫か風越」 華菜「失礼な奴だし!これでもあの宮永とまともにやりあったし!」 京太郎「衣がいたからな」 華菜「くそっ、来年も全員残ってるなんて汚いしっ!」 京太郎「優勝の座は龍門渕がもらうとしよう」 華菜「勝手に言ってろし!」ケッ 京太郎(んっと、どうするかー) 京太郎「はやりさん~」 はやり「ん、モテモテだね京ちゃん☆」 京太郎「勘弁してくださいよ~」アハハ はやり「まぁ良いんだけどさ☆」 京太郎「そういえば大罪って先代とか居たんですね?」 はやり「そうだね、世代に渡って引き継がれていくんだよ、大罪は」 京太郎「へぇー」 京太郎「大罪は十数年前から持ってるって言ってましたけど、はやりさん、使いこなせるようになったのってすぐだったんですか?」 はやり「うぅん、まぁ~色々あったんだよね☆」 京太郎「色々ですか?」 はやり「うん、色々……どうしても知りたかったら、私の世界にもう一回来てくれるかな?」 京太郎「ん……?」 はやり「気が向いたらで良いからさ、色々教えてあげちゃうゾ☆」 夜- 自宅- 京太郎「さて、どうするかなー」 京太郎「さて、ちょっくら出かけるかなー」 京太郎(夏場の夜風は良いなぁ) 京太郎「あれ、美穂子さん」 美穂子「あら京太郎君?」 京太郎「こんな時間にどうしたんですか?」 美穂子「ちょっと必要なものがあって買い物をね、それで帰ってきたところよ」ニコッ 京太郎「そうですか~、でも心配なんでちょっとそこまで送っていきますよ」 美穂子「あら、ありがとう」ニコッ 美穂子(いつもと、違う匂いがする……?) 自宅・自室- 京太郎「次は、メールか?」 京太郎「誰からだろ」 京太郎「照さんからだ」 差出人:照 本文『淡と咲が京ちゃんの家に泊まったって?』 京太郎「淡か」 本文『何もなかったですよ』 差出人:照 本文『わかってるけど、長野に行く機会があったら泊めてね?』 京太郎「いや照さん自宅が……いや」 本文『良いですよ、楽しみにしてます』 差出人:照 本文『うん、楽しみにしてる』 京太郎「次は、灼さん?」 差出人:灼 本文『ハルちゃんが最近テンション高いんだけど、なにか知ってる?』 京太郎「ん?」 本文『なんにも知りませんよ』 差出人:灼 本文『なら良いんだけど、そういえば月末前にまたそっちに行くかもしれないから』 京太郎「あー」 本文『清澄にリベンジですか?』 差出人:灼 本文『うん、今度は勝つからね、そしたら連絡するから来てね?』 京太郎「もちろん」 本文『楽しみにしてますね!』 差出人:灼 本文『うん、おやすみ』 京太郎「おやすみっと」 京太郎「さて、寝るかなー」 カピー「カピ!」 京太郎「あれ、久しぶりだなぁ」 カピー「カピ!」クウキヨンダンダヨ 京太郎「そっか、さて一緒に寝るかー?」 カピー「カピ」アソンデ! 京太郎「んー」 京太郎「さて、ほらほら、ここがええんかここが!」ワシャワシャッ カピー「カピッ!」ハゲシッ 京太郎「げへへへっ」 カピー「ピカー!」 京太郎(それは違う) 89日目終了- ?- 京太郎「またか」 ?「そういうな」 京太郎「あ、久しぶり……」 ?「うん、今日はどこに入るんだ……着いて行くよ、前みたいに」 京太郎「そりゃ助かる」 「ずいぶん肩入れするな」 ?「場合によっちゃ、必要だからな」 「どこに行く?」 京太郎「ん、あぁ……」 京太郎「じゃあシロに会いに行くかな」 ?「じゃあ私は待ってようか」 京太郎「え?」 ?「危険もないだろうしね」 京太郎「あ、じゃあ行ってくる」ギィ 「せいぜいあがけよ」 バタンッ 京太郎「あれれ、部室?」 白望「いらっしゃい」グテー 京太郎「おう」 白望「……する?」 京太郎「しねぇよ!」 白望「残念……」 京太郎(興奮します) 京太郎「そう言えば、シロはもうしてほしいこととか助けてほしいことはないか?」 白望「……」 京太郎「お前が驚いた顔してるのも新鮮だな、どうした?」 白望「いや、この状況で他人を心配できるってすごいなって」 京太郎「はぁ?」 白望「うぅん、頑張って……色々と」 京太郎「おう……?」 ?- 京太郎「あれ?」 「戻ってくるのは当然だろ、ここはお前の世界なんだから」 京太郎「暴食?」 「そこに関しては強欲が詳しいよ、お前は特殊だからな」 ?「あぁ、だけど、味方がいるってことを忘れるな?」 京太郎「お、おう?」 「せいぜいあがいて見せてくれ」 ?「またお前は……無事を祈るよ、な?」 京太郎「うん……?」 90日目・朝- 京太郎(はやりさんたちがいつ帰るのかも聞かないとだなー) テクテクテク 京太郎「おう、衣じゃないか!」 衣「京太郎!」タタタッ 京太郎「最近はどうだー?」 衣「調子が良いぞ、これなら全国には県大会決勝の実力を出せる!」グッ 京太郎「そりゃ期待だな!」 京太郎「さて、行くかー」 衣「そうだな!」 授業- 京太郎「さて?」 歩「はいはい」スッ 京太郎「おし!」 教師「須賀君、私にマフラーを編んで!」カァッ 京太郎「別に構いませんけど」クイクイッ 歩「はい、今は夏ですよー」 昼- 京太郎「さて、昼だな」 京太郎「一、二人だけで良かったか?」 一「う、うん!な、なんでボクだけ誘ったの!?」 一(あぁ、動揺する!?) 京太郎「いやぁ、たまにはお前と二人きりも良いかなってなぁー」モグモグ 一「そ、そうなんだ……」 一(これ、いい感じに来てる!?)グッ 京太郎(どうした、なんか静かだけど元気だな)モグモグ 放課後- 京太郎「さて、今日はどうするかなー」 京太郎「おっす!」 透華「久しぶりですわね!」 京太郎「そうだな、すまんすまん」 智紀「取材の話、学校に来てたよ」 京太郎「え」 透華「京太郎、私より目立つのは禁止ですわよ!」 京太郎(ダル……) 京太郎「そう言えば智紀、東京の白糸台と岩手代表宮守高校の情報があるぞ」 智紀「ん、ありがとう、ただナンパしに行ったわけじゃなかったんだね……」 京太郎「なにをおっしゃいますか、この俺とて伊達に麻雀部員じゃないって」グッ 放課後2- 京太郎「さて、次は」 京太郎「歩ー、調子はどうだ?」 歩「別に、いつも通りだけど……」カチカチ 京太郎「デジタルを目指してるのか?」 歩「うん、原村和だっけ、あの子みたいにできれば良いんだけど……」 京太郎「でも、異能はあるんだろ?」 歩「それでもデジタルを覚えておくに越したことないし、アナログよりは頭良さそうだし」 京太郎「色々敵に回すなぁ」 歩「別に良いよ、勝てるならさ」 京太郎「……楽しいか?」 歩「楽しいけど?」 京太郎「そーか?」 歩「うん」 夜- 自宅- 京太郎「帰ってきたな、どうするかなー」 京太郎「さて、出かけるわー」 京太郎(夏、虫多いんだよなぁ) 京太郎「あれ、原村さん?」 和「須賀君、丁度良かったです」 京太郎「丁度、とは?」 和「……今度の土曜日、清澄に来ていただけませんか?」 京太郎「え?」 和「最後に、貴方と打ってみたい」 京太郎「え、それって」 和「鶴賀か龍門渕以外の生徒を誰か一人を連れてきてください、私はゆーきと打ちます」 京太郎「そんな突然!」 和「ですから、用があるなら結構ですから……お願いします」ペコッ 京太郎「あ、え……」 和「では……」クルッ タッタッタッ 自宅・自室- 京太郎「それにしても原村さんどうしたんだ……お、メール」 京太郎「誰だ?」 京太郎「一からか」 差出人:一 本文『最近、私に良く構ってくれるけどどうしたの?』 京太郎「ん?」 本文『別になにもないぞ、ただお前と一緒に居たいだけで』 差出人:一 本文『期待するよ?』 京太郎「へ?」 本文『なにが?』 差出人:一 本文『なんでもないよ、おやすみ!』 京太郎「ん? まぁ良いか、おやすみっと」 龍門渕家・一部屋- 一「あぁもう、どうしよっ」カァァッ 一「でも、そろそろちゃんと決めないと」グッ 自宅・自室- 京太郎「そろそろ寝るかなー」 カピー「カピ」ネムレ 京太郎「……遊んでやろうか?」 カピー「カピ」エッ? 京太郎「たっぷり遊んでやるぜ!」モフモフ カピー「カピッ!」アッ! 京太郎「ふははははっ」モフモフ カピー「ピカー!」モッ、ダメッ! 90日目終了- ?- 京太郎「ん~」 ?「おかえり」 京太郎「今日もいるのかぁ」 ?「そりゃね、当然って言えば当然だよ」 「ともかく、とりあえず行け」パチンッ ?「まぁ昨日と同じく、だからね」 京太郎「じゃあ、はやりさんのところに行くか」 ?「ここは私もついて行くよ」 「ふん」 京太郎「さて、行くかぁ」ギィッ ?「なにがあっても荒れるなよ?」 京太郎「ん?」 「さて、どうなることやら」 バタンッ 京太郎「また、学校だ……」 はやり「京ちゃん、どうかな☆」クルッ 京太郎(制服、高校生の頃のかな?) 京太郎「似合ってますよ」 はやり「嬉しいナ☆」 京太郎「あはは」 京太郎「あの、トシさんや大沼プロが大罪だったって話を聞いたんですけど」 はやり「あ~そっか、そこまでたどり着いちゃったかぁ……そうなんだけど、私が知ってるのは一世代前だけ、もっと前のはよくわからないから☆」 京太郎「なるほど、先代のですか……」 はやり「普通七人いるんだよ?京ちゃんみたいに二つ持ってるのは本当に珍しいんだから♪」 京太郎「へぇ、そうだったんですか……」 京太郎(珍しいってことは一応いたのか……) はやり「何が、聞きたいかな?」 京太郎「傲慢と暴食が気になるんですけど」 はやり「そっか……傲慢かぁ、傲慢はね、私の友達で京ちゃんもご存じ……赤土晴絵ちゃんだよ☆」 京太郎「へぇ……はぁッ!?」 はやり「晴絵ちゃんったら無自覚で大罪操ってるんだからびっくりだよねぇ、健夜ちゃんにぼっこぼこにされたけど♪」 京太郎「自覚がなかった、それで大罪なんてあるんですか!?」 はやり「あるよ、無かったら晴絵ちゃんは今頃、京ちゃんに色々教えてくれてるよ……わかるでしょ?」 京太郎「は、はい……」アゼン はやり「心底驚いたって顔してるねぇ☆」 京太郎「そ、そりゃそうですよ、なんで大罪が今無くなって」 はやり「その話はまだ、京ちゃんに教えるべきじゃないんだなそれが」 京太郎「え、えぇ~」 はやり「それと、もう一人、暴食だったよね?」 京太郎「はい……」 京太郎(なんか、雰囲気が……) はやり「暴食はね、私の大事な友達……白築慕ちゃん」フフッ 京太郎「白築さんって言うんですか……麻雀の第一線にはいませんよね?」 はやり「そうだね、いまだに私は連絡取ってるけど、一応慕ちゃんが一番京ちゃんにわかりやすいぐらい近い存在だよ」 京太郎「会ったこともないのに、ですか?」 はやり「会ったことが無くても、だよ……それでもたぶん、慕ちゃんが一番京ちゃんにいいアドバイスをくれる」 京太郎「へ?」 はやり「暴食が、惹き合えばいつか会えるよ☆」 京太郎「なんか、寂しそうですね?」 はやり「そんなわけないゾ☆」 ?「そろそろ行こう、これ以上ここにいても仕方がない」 京太郎「いや、でも聞きたいことがっ!」 はやり「また現実でもこっちでも、来てくれれば答えるからね」フリフリ 京太郎「え、ちょっ!?」 バタンッ ?- 京太郎「あれ、またここか……」 ?「また私の出番はなかったけど、無いにこしたことはないってもんだ」 京太郎「ん、どういうこと?」 「なんでもないだろ、とりあえずそろそろ起きておかないとまずいぞ」 京太郎「へ?」 「また明日、だ」 91日目・昼- 京太郎「ふぅ、遅い時間だなぁ」 カピー「カピ」ドウスンノ? 京太郎「あぁ、行くかぁ……」 カピー「カピ」ガンバレヨ! 京太郎「さて!」 放課後- 京太郎「さて、単位が心配だが放課後だしどうでも良いか!」 京太郎「部室に行く!」 透華「あらいらっしゃい、テンション高いのね」 純「また遅刻だって?」 京太郎「まぁ二日連続で夜更かしは不味かった、今日からは平気そうだけど!」 智紀「良く寝たみたいだしね……」 衣「寝る子は育つぞ!」 一「育たなかったりもするわけだけどねー」 京太郎「一、どうした?」 一「ん、なんで?」チャリンチャリン 京太郎「飲み物一緒に買いに行こうなんて」 一「ちょっと言っておきたいこともあったしねー」ポチッ ガコンッ 京太郎「言いたいことって?」 一「透華ってさ、京太郎に告白したわけでしょ?」 京太郎「ッ!?」 一「だからさ、私もせっかくだからと思ってね」ニコッ 京太郎「へ?」 一「いつかさ、京太郎が私に手錠をはめてくれる日が来てくれたらなって」ニコッ 京太郎「……なななな、ななな、なななな、ななななななにをッ!!?」 一「動揺しすぎだから」 京太郎「ん、んなもん動揺するに決まってんだろ!?」 一「ま、そういうことだからさ……よろしくね?」ニコッ 京太郎(もう、なにがなんだか……) 京太郎「俺ぐらいになると雑用なんて目をつむっててもできるんだ」 ハギヨシ「さすがですね京太郎君」 透華「なんて動きですのッ!?」 純「麻雀じゃ使い物にならねぇよなぁ」 夜- 自宅- 京太郎「さて、今日はどうするかな」 京太郎(とりあえず煩悩を退散させてみよう、煩悩?たとえばなんだ、はやりさんおおもちを考えたりすることか……いやそれにしても、シロとしちゃったなぁ、おもちってあんなに良いものだったんだな、いや、咏さんは咏さんで) 京太郎「俺、最低」 自宅・自室- 京太郎「はぁ、ほんと俺って……ん、メールだ誰からだろ?」 京太郎「んっと?」 京太郎「一か、どうした?」 差出人:一 本文『今日は突然ごめんね、でもとりあえず伝えておきたかったから』 京太郎「そっか……」 本文『おう、ありがとうな、答えはともかくお前にそう言ってもらえたのは嬉しいよ』 差出人:一 本文『うん、良かったよ。まぁ返事なんて期待してないからさ、最悪愛人でも良いかなー!なんて♪』 京太郎「おいおい」 本文『馬鹿、俺がそんな不誠実な男に見えますよね、すみません』 差出人:一 本文『どうしたの!? まぁいいや、次あっても変な挙動しないようにね、おやすみ!』 京太郎「おう、おやすみっと」 龍門渕家・一家- 一「まぁ京太郎なんてそんなもんだからね、わかってるよ」フフッ 一「さて、気持ちを切り替えて頑張ろっと!」 自宅・自室- 京太郎「ふぃ~」 カピー「カピ!」アソブゾ! 京太郎「ん~」 京太郎「よし、寝るぞー」 カピー「カピ!」 京太郎「おやすみー」パチンッ 91日目終了- ?- 京太郎「さて、慣れたな」 「おう、そうだな」 京太郎「さて、どうするかな」 「とりあえず行け」パチンッ 京太郎「なんだお前」 京太郎「どうもです、ってここどこだ?」 恭子「あ、ここウチやで」 京太郎「あ、お邪魔します」 恭子「邪魔するなら帰ってー」 京太郎「土曜の昼に見すぎですよ」 恭子「なんで知っとるんよ、まぁええけど……どないしたん?」 恭子「大罪の話が聞きたいって言っても私はそれほどおもしろいこと知っとらんよ?」 京太郎「まぁ、どっちかというと嫉妬ってどういうものかと」 恭子「そうやな京太郎君が相手のオカルトを防ぐとかいう能力だとしたら、私の能力は場の支配に近いなぁ、海に引きずり込むてきな?」 京太郎「なんかやばそうな能力っすね」アセ 恭子「あはは、京太郎君ほどやないんやないかな……まぁ暴食の力はまだ奥があるみたいやけど」 京太郎「へ?」 恭子「はやりさんから聞いてない?」 京太郎「いや、それらしいことは言ってました……」 恭子「大罪のことを聞くならはやりさんの方がはやいで」 京太郎「そうですよねぇ」 恭子「うん、まぁ他人の心配より京太郎君は自分の心配しいや?」 京太郎「はい?」 恭子「うん、頑張り」バシバシ 京太郎「は、はい!」 92日目・朝- 京太郎(さて、どうするかなぁ) テクテクテク 京太郎「おう、衣!」 衣「京太郎!」タタタッ 京太郎「インハイまで一ヶ月を切ってるからな、頑張るぞ!」 衣「うむ、感慨深いものがあるな」 衣「手を、繋いでいかないか?」 京太郎「ん、いいぞ」ギュッ 衣「うん、ありがとう」ニコッ 京太郎「またどうして?」 衣「京太郎を、近くに感じたかったんだ、それに京太郎にも感じてほしい」 京太郎「そっか」ニッ 授業- ☆強化する項目が無いのでスキップします 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかな」 京太郎「おう」 智紀「ん、京太郎」 純「おう、どうした~?」 京太郎「なんでもないけどさ、あえて言うと昼食いに来た」 純「そっか、せっかくだし一緒に食おうぜー」 京太郎「お前半分は取るだろ!」 智紀「私のあげるから」 京太郎「助かるわ~」 放課後- 京太郎「さて、どうするかな、まだみんなこっちにいるんだろうけど……」 京太郎「さて、歩!」 歩「おっけー」 京太郎「サンキュ!」 京太郎「よし、行くかな!」 京太郎(誰かに連絡しよう、女だらけの部屋に一人で行くのはな……) ホテル前- 淡「京太郎~!」バッ 京太郎「はいはい」ガバッ 淡「えへへ~」 京太郎「受け止め成功っと」 淡「うん!」 部屋- 京太郎「どうもー」 はやり「いらっしゃい☆」 恭子「あー、いらっしゃい」ダルー 白望「ん、京?」ダルー 京太郎「か、感染してるっ!?」 華菜「あぁ、しょうがない」 はやり「昨日は健夜ちゃんが来てたからね☆」 京太郎「納得です」 京太郎「シロはどうだった、健夜さんとやりあってみて?」 白望「……化け物だった、大罪じゃなかったって言うのが怖い」 京太郎「そうだよなぁ」 白望「ん?」 京太郎「宮守の方は良いのか?」 白望「うん、これでも優秀だから」グッ 京太郎「なら安心なんだけどなぁ、お前もみんなと一緒に卒業したいだろ」ナデナデ 白望「んっ……二年ダブったら転校してきてね?」 京太郎「なんで物騒な話するんだよぉ」 京太郎「さて、次はどうするかな~」 はやり「」チラッチラッ 京太郎(……)ウワァ 京太郎(いや、無視しよう) はやり「えー今絶対はやりのこと見たよね!」 京太郎「いえ、見てません」 はやり「見た☆」ギュー 京太郎「や、やめてください!」 はやり「やめないよ!」 京太郎「なんでキレ気味!?」 京太郎「プロの方たちって、案外昔大罪だった人とかいるんですか?」 はやり「まぁ、どちらかというと居ない方なんだよね、私の知り合いにはいたりするけど☆」 京太郎「へぇ」 はやり「そういや京太郎君って理沙ちゃんと会ってないよねー」 京太郎「野依プロですか?」 はやり「そうそう!今度紹介してあげるぞ☆」 京太郎「そ、それはどうも」 京太郎(いつも怒ってる気がするけどなぁ……) 夕方2- 京太郎「さて……」 京太郎「はやりさんって、キャラじゃないんですか?」 はやり「まさかぁ☆」 京太郎「へぇ……」 はやり「どうしたのかな☆」 京太郎「いえ……」 京太郎「大罪の話なんですけど」 はやり「ん、こっちで言えるのはあまりないよ?」 京太郎「それでも、知らないよりはいいので」 はやり「そっか♪」 京太郎「色欲の話なんですけど」 はやり「……そっかぁ、ちょっと一緒に来てくれるかな?」ボソッ 京太郎「へ?」 はやり「ここじゃ話しにくいんだよねぇ」 京太郎「えっと」 京太郎「えっと、ここは?」 はやり「私の部屋、さっきのは淡ちゃんと恭子ちゃんとシロちゃんの部屋だからね」 京太郎「え!?」 はやり「で、なんでここに来たかわかるかな?」ドンッ 京太郎「へ?」ドサッ はやり「んふふっ♪」 京太郎「は、はい!?」 はやり「色欲の説明と言えば、実践あるのみ♪」 京太郎「お、お待ちください!」 はやり「ダメなんだな、それが~♪」 京太郎「ダメですぅ!」ドンッ はやり「きゃっ」ドサッ 京太郎(不味い不味い!)ドクドクッ はやり「もぉ~」 京太郎「いや、俺が知りたいのは色欲のことですってば!」 はやり「もう、こんなんじゃ教えられないじゃん」 京太郎「え?」 はやり「まぁ、それはまた今度で良いかな……色欲のことが聞きたいんだったら、次は夢の中で、だね♪」 京太郎「えー」 京太郎「飲み物、買ってきたぞー」 淡「わーい」 白望「ありがと、はやりさんと一緒に?」 京太郎「そうそう」 京太郎「さて、池田ァ!」 華菜「ニャッ!?」ビクッ 華菜「ななな、なんだし!?」 京太郎「いや、なんとなく」 華菜「お前あたしだけ舐めてるし!?」 京太郎「そう言えば、お前美穂子さんに心配かけてないだろうなぁ?」 華菜「あたりまえだし、お前には一応感謝してるし」ポリポリ 京太郎「おう珍しい、文堂さんたちはどうだ?」 華菜「あぁ、前とは比べ物にならないぐらい強くなってるし、来年はみんなで全国に行くし」ニッ 京太郎「お前がエースってのも怖い話だな」 華菜「龍門渕は全員残ってるじゃないかよ、あぁ鶴賀はワハハと加治木さん以外居なくて、清澄は化け物が残るし……」 京太郎「頑張れ風越!」 華菜「言われなくたってわかってるし」フッ 京太郎「そろそろ帰ります、ところではやりさんたちはいつ頃帰るんですか?」 はやり「次の日曜日かな」 恭子「そうやね」 京太郎「了解です」 夜- 自宅- 京太郎「さて、今日は……」 京太郎「さて、出かけるかな」 京太郎(さて、どうするかなー) 京太郎「あれ」 貴子「あ、須賀だったか?」 京太郎「はい、雀荘以来です」ペコッ 貴子「まぁ良いよ、ところで風越に最近来てないみたいだけどどうした?」 京太郎(なんでこの人、風越のこと知ってるんだ?) 京太郎「まぁ、そのうちですかねー」 貴子「うちも今度は全員で全国行くつもりだからさ、あとこれこの間雀荘でおいてった金のおつり」 京太郎「あぁ良いのに」 貴子「まぁ受け取っとけよ、またな」フリフリ 京太郎(生徒じゃないよなぁ……) 自宅・自室- 京太郎「最近、腹減らないなぁ……ん、メールだ誰からだろ?」 京太郎「さてっと?」 京太郎「歩からかぁ」 差出人:歩 本文『今暇?』 京太郎「ん?」 本文『暇だぞー、どうした?』 差出人:歩 本文『いや、なんでもないんだけどね』 京太郎「なんじゃそりゃ」 本文『麻雀の方は順調に上達してるか?』 差出人:歩 本文『うんそりゃね、って麻雀の話しかすることないの?』 京太郎「えー」 本文『うん』 差出人:歩 本文『そんなんじゃ女の子のハートはつかめないよー』 京太郎「それは困る」 本文『話題つくる努力するわ、ありがとな』 差出人:歩 本文『別に、それじゃおやすみー』 京太郎「おやすみっと……なんだったんだ?」 龍門渕家・歩部屋- 歩「あぁもう、なんだか結局それっぽい話できなかったし」グッ 歩「なんだかなぁ」 自宅・自室- 京太郎「ん~」 カピー「カピ」カマエ! 京太郎「んぁ?」 京太郎「たっぷり遊んでやるぜー」モフモフ カピー「カピ」ゴ、ゴウインニッ 京太郎「ん~!」モフモフ カピー「カピ」クヤシイ、デモッ… 92日目終了- ?- 京太郎「さて、どうするかな」 「土曜日は清澄に行くのか?」 京太郎「まぁそれは土曜日に」 「そうか、とりあえず良い」パチンッ 京太郎「さてと」 ?「なにかあるかも知れない場合は私もついていくぞ」 京太郎「いたのか」 ?「失礼な奴だなぁ」 京太郎「じゃあ、はやりさんのところに!」 ?「うん、行こうか」 「おう」 京太郎「さて、行くかなぁ」ギィッ ?「また言うけれど、なにがあっても荒れるなよ?」 京太郎「おう」 バタンッ 京太郎「はやりさん」 はやり「ん、こんにちは京ちゃん、また来てくれたんだね☆」 京太郎「まぁ、せっかくですしね」 はやり「今日はどんなことが聞きたいのかな、なんでも答えちゃうゾ☆」 京太郎「前の大罪のことなんですけど……」 はやり「何が、聞きたいかな?」 京太郎「やっぱり色欲……憤怒ですかね」 はやり「あぁ、憤怒は今日話した理沙ちゃんだよ☆」 京太郎「野依プロですか?」 はやり「うん☆」 京太郎「正直、かなりびっくりですね」 はやり「大罪のパターンとしては大罪に選ばれる場合と大罪が惹かれる場合、当時の理沙ちゃんは選ばれちゃって、怒りやすくなってたんだけど……」 京太郎「今も怒ってません?」 はやり「あれは緊張してるだけだよー」 京太郎「そうだったんですか、で色欲は?」 はやり「うん、色欲はね、白築慕ちゃん……暴食と色欲二つを持った子、京ちゃんと同じだね☆」 京太郎「……へ?」 京太郎「でも、二つ持ちなんて珍しいんじゃ!」 はやり「そうだよ、珍しいんだよ……かなり珍しいのが二回連続で、しかも暴食と色欲……京ちゃんにしろ慕ちゃんにしろ大罪に選ばれた」 京太郎「わけわかんないですね」 はやり「うん、かなりわけわかんないね、わっかんねー☆」 京太郎「いや、本当……その慕さんにも会いたくなりますよ」 はやり「まぁ、会いたいなら会えるよ……きっと」 京太郎「そうですか?」 はやり「うん、慕ちゃんのことで聞きたいことがあったら、いつでも良いからね?」 京太郎「はい」 京太郎(なんか、表情が暗い?) 93日目・朝- 京太郎(ふぅ、今日はどうすっかなー) テクテクテク 京太郎「おう衣」 衣「京太郎だ!」タッタッタッ ギュッ 京太郎「今日も手を繋いで行くのか?」 衣「ダメか?」 京太郎「いや、全然だぞ」ハハッ 衣「良かった♪」 授業- ☆強化する項目が無いのでスキップします 昼- 京太郎「さて、昼はどうするかな……?」 一「なんで誘ってくれたの?」 京太郎「なんか、そういう気分だったんだよ」 一「なんだ、ボク期待しちゃったよ」フフッ 京太郎「むっ、すまん」 一「別に良いけどね、せっかくだし楽しく食べたいんだけど……最近透華寂しそうだよ?」 京太郎「へ?」 一「しっかりメールでもなんでもしてあげてね?」 京太郎「おう、善処するよ」 一「まったく、アフターケアぐらいしなよ~?」 京太郎「本当になぁ」 一「ほんとダメなんだから」アハハ 放課後- 京太郎「さて、どうするかなぁ」 京太郎「おっす!」 透華「あら、京太郎」 純「おう」 智紀「今日はどうするの?」 京太郎「そうだなぁ……」 京太郎「歩、どうだ?」 歩「ふぇっ!?ななな、なにがっ!?」 京太郎「いや、なんか昨日のメールもおかしかったから」 歩「えっと……あ、あはは……」 京太郎「さすがに心配するんだが」 歩「えっとさ、その……」チラッ 歩(うぅ、みなさんが居るのにここでは無理っ!) 歩「なんとなくだよ」 京太郎「そっか、なにかあったらすぐ言えよ?」 歩「うん、ありがと」 放課後2- ハギヨシ「鈍感も時には罪ですよ?」 京太郎「はい?」 京太郎「雑用してると落ち着くなー」 ハギヨシ(……スカウトしてみますか) 夜- 自宅- 京太郎「今晩はどうするかなー」 京太郎「ネトマでもするかー」 一人目 アコチャー 二人目 グラマス 三人目 ピーチ姫 京太郎「久しいなぁ」 アコチャー:よし、早く打ちましょ! グラマス:今日はちょっと本気出そうかな ピーチ姫:超怖いっすよ キョータロ:禿同 京太郎「さて、勝つ!」 トップ グラマス 二着 京太郎 三着 アコチャー ラス ピーチ姫 アコチャー:これが キョータロ:ちょっと ピーチ姫:本気? グラマス:あぁ、キョータロ跳ばせなかったぁ キョータロ:怖い! 京太郎「おぉう、ウィス?」 京太郎「新子さん、じゃなくて憧さんか」 アコチャー:あのグラマスって知り合い? キョータロ:言っていいのかわからんけど、小鍛冶プロだよ アコチャー:もうやりたくないわ、あの人とは キョータロ:だろうな、跳ばない保障がないから アコチャー:ハルエが辞めたくなった理由もすごい納得 キョータロ:笑えない アコチャー:ありがとね、またやりましょ キョータロ:おう、またな! 京太郎「ん、ログアウトしたな」 京太郎「健夜さんから?」 グラマス:今度は跳ばすからね! キョータロ:せめて勝たせてください グラマス:次からは全力前回で行くから! キョータロ:ウス グラマス:またね♪ キョータロ:またよろしくお願いします! グラマス:こっちこそだよ、リアルでもまた打とうね♪ 京太郎「ログアウトしたのか?」ン? 京太郎「さて、寝るかなぁ……あれ、カピーがいない?」 93日目終了- ?- 京太郎「今日だなぁ」 「そのようだ、な」パチンッ 京太郎「さてと」 「早く決めろ」 京太郎「今日もはやりさんのとこ行くかな」 「おう」 京太郎「さて」ギィッ 「さて、どうなることやら」 バタンッ 京太郎「はやりさん」 はやり「京ちゃんったらはやりのこと大好きなんだね☆」 京太郎「まぁ、そこそこ」 はやり「む、そこは大好きって言うべきだよ☆」 京太郎「俺のことなんですけど、結局なんなんですか俺って?」 はやり「まぁ暴食の運命っていうか、まぁ私も慕ちゃんしか知らないからなんとも言えないけど慕ちゃんもそうしてたよ☆」 京太郎「そうなんですか?」 はやり「うん、今は自分としっかりと向き合う大事な時間だよ♪だけど一人でもどうしようもない……私がそっちに行っても良いのかな?」 京太郎「へ?」 はやり「ここからなんだよ、大事なのは……受け入れてくれなきゃ、やだよ」 京太郎「はやりさん?」 京太郎「意味はわからないんですけど、はい……はやりさんが俺のことを考えてくれてるのはわかりましたから」 はやり「うん、ありがとう☆」ニコッ 京太郎「それで、どうすれば……んっ」チュッ はやり「んっ、んむっ……んんっ、んっ……」クチャッ 京太郎「んん~~~~!?」 はやり「ぷはぁっ!」 京太郎「ななな、なにをっ!?」 はやり「うん、次の夜に待ってるからね……私は迷わないから♪」 京太郎「は、はい?」 はやり「またね☆」 京太郎「へ?」
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京太郎「何やかやで荒川さんとデートすることになった……ナンデヤ」 京太郎「どこで情報を手に入れたのか、説明を求めに来た連中と対局して逃げ切り……やっと辿り着いたぜ待ち合わせ場所」 京太郎「大阪?長野の往復切符で俺の財布がマジピンチな件について……」(説明終了 憩「やっほー、お待たせ京太郎君ー」 京太郎「荒川さん、お久し振りっす!」 憩「今日はごめんな、急にデートしようなんて言って呼び出して」 京太郎「いやー、大丈夫ですよ……ええ、ホント」 憩(ぜ、全然大丈夫そうに見えへんやけど……) 憩「…………」(キョロキョロ 京太郎「どうしたんですか、辺りを警戒して」 憩「いや、別に?ちょう、どっからともなく顔見知りが現れたりせんやろか思って」 京太郎「ああ、確かに大阪ですし園城寺さんとか愛宕のお姉さんとか出てきそうですよね」 憩「そうそう、千里山の怜さんなんか、物陰からじーっと見つめてて目があったら『え、えへ、来てもうた……』とか言いそうやね」 京太郎「……………………意外とアリだな」(ボソッ 憩「え」 京太郎「え?」 京太郎「……じょ、冗談ですよ、冗談」 憩「な、なんやビックリさせんといてーや、もー」 憩「とにかくまあ、うちとしてはせっかくのデート。邪魔されんと楽しみたいってわけよ」 京太郎「あ、あんまりデートって繰り返されると恥ずかしいものがありますけどね」 憩「ふふん、そこを笑顔で堪えるんがエエ男ってやつよ♪」 憩「あ、ところで今日のうちはいつものナース服やのうて、普通の私服なんやけど……どない思う?」 京太郎「すごく……すばらです」(ざわっ……! 憩「……京太郎君、感情込めんのに顔濃くすんのやめてーや」 京太郎「え?」(ナニイッテンノ 憩「え……」(ナニソレコワイ 憩「……コホン、したら場所変えよか。今日は大阪のええとこ全部連れてったるからね!」 京太郎「ぜ、全部はさすがに無理があるんじゃ……」 憩「えーから、えーから。ほら、手ぇ繋いで!」 京太郎「うわ、っと……!」 憩「……こーいうんは照れるけど、たまにはええでな?」 京太郎「えっと、荒川さんがそうしたいのなら……俺としては歓迎といいますか――」 憩「そこは、ちゃんとうちのこと名前で呼ばなあかんとこやで?」(ジッ 京太郎「……憩さんのお望みのままに」 憩「フフッ、キッザやね。でもまあ、今日はそれで許してあげるわ」 憩「もちろん、最後の最後に勝つんわうちやから、そこんとこ忘れたらアカンよ?」 京太郎「そんなに熱烈な宣言されると困りますね……嬉しすぎて」 憩「じゃ、行こか!」 二人は歩き始める、大阪観光デートという名の道を。 憩「うちらの恋路はここからや――!」 終われ。
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京太郎「奈良かー」 久「奈良ねぇ」 まこ「なんじゃ、奈良になにか思うところでも?」 久「あそこは去年も行ったからね」 京太郎「色々疲れるんだよな……」トオイメ 久「あんたは暇そうにしてただけじゃなかったっけ?」 まこ「珍しく遠い目……なにがあったんじゃ」 京太郎「まぁ、あそこなら宿も取りやすいし、いいんじゃないか?」 久「そうね。なら早速連絡しましょうか」 京太郎「あそこの温泉はいいぞぉ。温泉……うっ頭が……」 まこ「本当になにがあった!?」 玄「いらっしゃいませ」 京太郎「久しぶり」 久「宥は元気?」 玄「お姉ちゃんはその……コタツムリ状態で」 久「コタツムリ?」 京太郎「それはあとで会いにいくからいいとして……」 京太郎「こっちが俺らの後輩の染谷。同じ学年だしよろしくな」 まこ「どうも、染谷まこです」 玄「松実玄です、よろしくおねがいします!」 まこ「松実……ひょっとして旅館の娘さんとか?」 玄「はい。でも私とお姉ちゃんしかいないから婿養子がほしいかなー」チラッ 京太郎「?」 玄「って、お、お父さんが言ってたのです!」アタフタ まこ「ありゃあまさか……」 久「そう思う? 本当頭が痛いのよね」 まこ「そっちはそうじゃろうがな」 玄「早速お部屋に案内するね」 京太郎「その後は宥に顔見世に行くけど、いいか?」 玄「いいけど……気をつけてね?」 京太郎「は?」 玄「お姉ちゃんの部屋、今は地獄だから」 宥「い、いらっしゃいませ……」プルプル 京太郎「お、おう」ダラダラ 宥「京太郎くんに竹井さんに、そっちの人は後輩さん?」 まこ「そ、染谷です」ダラダラ 宥「松実宥です」 久「じ、地獄ってこういうこと……」ダラダラ 宥「あの、もう少し温度下げる?」プルプル 京太郎「そんなコタツで防御固めたまんま言われてもな……しかもまだ寒そうだし」 まこ「なるほど、これがコタツムリ」 宥「京太郎くんたちがくるからちょっと温度下げてたの」 京太郎「温度下げてこれかっ」 宥「どうしてもって言うならもうちょっとだけ下げても……」プルプルプルプル 久「だ、大丈夫だからリモコンはおろしていいわよ」 玄「みんなー、灼ちゃん来たよー」 宥「あ、灼ちゃん来たんだぁ」 灼「……相変わらず熱い」 京太郎「よう」 久「お久しぶり」 灼「そっちの人は新顔?」 まこ「染谷まこ、よろしく」 灼「鷺森灼」 玄「灼ちゃん、時間あるの?」 灼「おばあちゃんに渡すものあるから」 玄「そっか、みんなで打とうと思ったんだけど……あっ、そうだ」 玄「これから灼ちゃんの家、行ってみませんか?」 京太郎「っしゃ、ストライク!」 灼「負けない……!」 まこ「白熱しとるのぅ」 久「あいつ、体動かすことは大得意だしね」 玄「二人共すごいなぁ」 宥「ぼ、ボール冷たいぃ……」プルプル まこ「もう人肌で温めたらどうじゃろか」 久「鳥の卵みたいに?」 宥「それ名案……!」ゴソゴソ 宥「お、お腹が冷たいぃ……」プルプルプルプル 玄「お、お姉ちゃーんっ!」 まこ「なんじゃろな、あれ」 久「さぁね、とりあえずホットドリンク買ってこようかな」 京太郎「ふぅ……もう1ゲーム終わりか」 灼「スコアは……」 『京太郎:253 灼:249』 灼「くっ……」 京太郎「おいおい、どうした?」 灼「たった4点差で威張るな……!」 京太郎「お、まだ行くか?」 久「ただいまー、はいココア」 宥「ココア!」ガバッ 久「あいつらはまだやってるの?」 まこ「かれこれ5ゲームぐらい投げとるはずなんじゃが……」 玄「見てみて、すごいスコア」 『京太郎:197 236 227 244 253』 『灼:223 240 225 242 249』 まこ「別次元かっ」スコア平均124 久「ここまでくると呆れるわね」スコア平均137 玄「ボールがおもちみたいに柔らかければ……!」スコア平均139 宥「あったかーい」スコア平均73 京太郎「あー、腕ダルい」 久「明らかに遊びすぎね」 まこ「当初の目的はどこ行ったんだか」 京太郎「仕方ないだろ。たまにやると楽しいんだよ」 久「それについては同意だけど」 京太郎「だろ?」 玄「失礼しまーす」ガラッ 久「あら、もう打つの?」 玄「その前にお夕食でもどうかなと思いまして」 まこ「ふむ、もうそんな時間かい」 京太郎「飯食ったら風呂入りたいな」 久「さんせーい」 玄「今日は他のお客さんがいるからお背中は流せないんですけど……」 久「……」 京太郎「……」 まこ「背中を流す?」 玄「でも、お部屋のお風呂でなら……」チラッ 久「……わかってるわよね?」 京太郎「見てない、俺は何も見てない」 まこ「まったく……」ハァ 久「ツモ、12000」 まこ「トップ逃した……!」 玄「あうぅ……竹井さん強くなりました?」 宥「おコタで麻雀、あったかーい」 京太郎「お疲れ、個人戦9位さん」 久「なによそれ」 まこ「二人共、牌の集まり方に偏りがあるようじゃが……」 久「またやってみる?」 まこ「お願いしようかの」 久「てなわけだからもう半荘いい?」 玄「おまかせあれ! 次は負けないのです!」 宥「みんなで麻雀、あったかーい」ホワホワ 京太郎「ふわぁ、そろそろ寝ない?」 久「なんで見てるだけのあんたが眠そうにしてるのよ」 京太郎「見てるだけだからだよっ」 まこ「ドラと、赤い牌……」ブツブツ 玄「お布団用意します?」 久「そうね……いい時間だしそうしようかな?」 宥「私もお手伝いするね」 久「そういえば、あなたたちもちょっと上達したんじゃない?」 玄「えへへ、そうですか?」 宥「灼ちゃんたちと打ってますから」 まこ「阿知賀には麻雀部はないんじゃったか?」 玄「でも、去年の夏に同好会作りました」 京太郎「同好会?」 玄「人数が足りなくて……私たちと灼ちゃんの他に一人いるんですけど」 京太郎「部活、人数……」 久「うっ頭が……」 宥「? 大丈夫?」 まこ「まぁ、人が足りないのはこっちも同じじゃけぇのぅ」 京太郎「んー、もう朝?」 京太郎「……腹減った」グゥ 京太郎「朝飯準備できてるのかな」 京太郎「……顔洗お」 京太郎「よし、すっきりした!」 京太郎「久ちゃん、朝飯――」ガラッ 久「あら、おはよう」ジャラジャラ まこ「朝飯ならこの後にでも」ジャラジャラ 玄「ちょっと待っててくださいね」ジャラジャラ 宥「ふわぁ……」ジャラジャラ 京太郎「朝から麻雀ですか、そうですか」 京太郎「やべぇよ、これあとちょっととか言って一時間はかかるパターンだよ」 京太郎「まいったな……」 「くーろーさーん!」ダダダダッ 「って、お客さんと麻雀中?」 玄「あ、穏乃ちゃん」 宥「ごめんね? 今ちょっと手が離せなくて」 「えー? 参ったなー」 京太郎「諦めろ。多分一時間は動かないだろ」 「そっかー」 「……あれ、君だれ?」 京太郎「須賀京太郎、旅行で奈良に来てる」 「ふーん……運動やってたりした?」 京太郎「まぁ、中学校の頃は」 「山登りとかは?」 京太郎「人一人抱えての山登りだったらやったことあるけど」 「なるほど……いいねっ!」ガシッ 京太郎「は?」 「じゃあちょっと付き合ってよ」グイッ 京太郎「ちょっ、ちっこいのにパワーあるな、おい!」 久「……つれてかれた」 まこ「てかだれじゃ、今の」 玄「あはは……穏乃ちゃんも同好会のメンバーなんだ」 宥「いいなぁ、手をつなぐのってあったかそう」 穏乃「こっちこっちー!」 京太郎「おい、そんな急いだら危ないぞー」 穏乃「平気平気――っとと」 京太郎「だから言っただろ。今は雪があるから危ないって」 穏乃「えへへ、ごめんごめん」 京太郎「高鴨だっけ? こんなとこまで連れてきてなんだよ」 穏乃「ちょっとさ、うまくいかないことがあるから気分転換にでもと思って」 京太郎「気分転換に俺を巻き込んだわけね」 穏乃「だって一人よりも二人の方が楽しいじゃん」 京太郎「それは否定できないけどな」 穏乃「だよね」 穏乃「それで、玄さんたちと知り合いだったり?」 京太郎「そっちは後輩だったり?」 穏乃「うん、同じ同好会の仲間なんだ」 京太郎「じゃあ俺より年下じゃねえかっ」 穏乃「え、ウソ! てっきり同い年かと思ってた!」 京太郎「まあ、今更だけどな」 穏乃「なんかすいません」 京太郎「だからいいって。好きなように話せよ」 穏乃「えっと、じゃあ……よろしく」 京太郎「おう」 穏乃「それでさ、いきなりだけど大声出していい?」 京太郎「気分転換なんだろ? 好きにしろよ」 穏乃「それじゃあ――」スゥー 穏乃「――憧のアホーっ!!」 穏乃「あー、スッキリした!」 京太郎「そりゃよかった」 穏乃「付き合ってくれてありがとね」 京太郎「いいさ、暇つぶしにはなったし」 穏乃「それでさ、京太郎はこれから用事があったりする?」 京太郎「ツレに聞かないとなんともな」 穏乃「そっか、ここらへん案内しようかと思ったんだけど」 京太郎「悪いな、俺一人勝手に動き回ってもあれだからさ」 穏乃「仕方ないよね、うん」ピロリン 穏乃「あ、やばっ……お使い頼まれてるんだった!」 穏乃「ごめん、もう行かなきゃだから!」 京太郎「じゃあな、今日の夕方までは旅館にいると思うから」 穏乃「うん、じゃあねー!」 京太郎「元気なやつだなー」 京太郎「……てかここどこだよ」 京太郎「どっかに地図ないかなー」 京太郎「ここらで迷子になるのは初めてではないけどさ」 京太郎「だからって道がわかるわけでもないんだっての」 京太郎「鳥居……神社か」 京太郎「ん、あれは……」 やえ「……」 京太郎「自称奈良の王者?」 京太郎「神社に行くのか?」 京太郎「……せっかくだし声かけてくか」 やえ「お願いします、今年こそは……!」 やえ「……ふっ、王者ともあろうものが神頼みとはな」 京太郎「本当、まったくだな」 やえ「うひゃおうっ!」ビクンッ 京太郎「よう、パシリさん」 やえ「小走だ小走!」 京太郎「久しぶりだなー、元気してた?」 やえ「なんなのよもう……」 京太郎「それで、もう初詣の時期じゃないのになに神頼みしてたんだよ?」 やえ「別に、大したことじゃないから」 京太郎「ふむ……じゃあ当てようか?」 京太郎「初詣には行ったものの、みんなの前で願うなんてにわかなことはできない」 やえ「ふん、適当なことを……」ダラダラ 京太郎「だからこうして三箇日が過ぎた後で、しかも人が少ない時間にここに来たわけだ」 やえ「想像だけならなんとでもっ」ダラダラ 京太郎「それで願い事ってのは……今年のインハイで勝てますようにとかそんなとこか?」 やえ「……」ダラダラ 京太郎「とまあ、こんなとこだな」 やえ「そうだ、にわかは私だったんだ……」ズーン 京太郎(まぁ、あんなわかりやすい反応してたらな) 京太郎「ま、気にすんな。別に言いふらすことでもないし」 やえ「ほ、本当にっ?」 京太郎「それに、それだけ真剣ってことだろ? 茶化したりなんてしないって」 やえ「……君は実はいいやつだったのか?」 京太郎「一言余計だっての」 やえ「あ、そういえば君に会ったら言いたかったことがあるんだ」 京太郎「ん?」 やえ「なに、別に大したことじゃないが……竹井久に勝ったぞ?」 京太郎「は?」 やえ「これでにわかな君にもわかったろう? 王者の実力というものが!」 京太郎「……てい」ビシッ やえ「いたっ! デコピン!?」 京太郎「久ちゃんに一回勝ったぐらいでいい気になるなっての」 やえ「でもこれで実力の上下がはっきりしたでしょっ」 京太郎「順位的には久ちゃんの下だろうがっ」 やえ「うっ……」 「あの……境内で騒がれるのはちょっと」 京太郎「お、悪いね巫女さん」 やえ「ん、君は……新子憧か? インターミドルは残念だったな」 憧「え、私のこと……」 やえ「当たり前だろう。私だって阿太峯出身だ。後輩のことぐらい覚えている」 京太郎「おお、なんだかいい先輩って感じ」 やえ「茶化すな!」 憧「……あの、先輩に相談したいことがあるんですけど」 やえ「悩み事か? 聞くだけ聞こう」 憧「はい、実は――」 やえ「つまり、進路に迷っていると」 憧「晩成に行ってインターハイに出場する。そう決めていたんですけど……」 京太郎「うーむ……新子憧、憧、憧……」 憧「ふきゅっ」 やえ「ん?」 憧「な、なんでもないですからっ」 憧(なんなのこの人っ) 憧(なんで私の名前連呼するのよ!) 憧(変な声出ちゃったじゃない!) やえ「昔の友人の誘いか……」 憧「ごめんなさい、こんなことで揺らいでちゃいけないって思うんです。でも……」 やえ「……君が揺らぐのは、それがきっと同じくらい大事だからだろう」 やえ「今の仲間と目指すか、昔の友人と目指すか」 やえ「たしかに確実を期すならば晩成に行くべきだな」 憧「やっぱり……」 やえ「だが、そういうことなら君は来るべきじゃない」 憧「え?」 やえ「その計算高さは君の長所なのだろう。だが、そのままでは確実に心に影を落とすことになる」 憧「……」 やえ「どちらを選ぶとしても悔いは必ず残る。なら、せめて伝えるべきことは伝えておくべきだ」 憧「伝えるべきこと……」 京太郎「そういや一個聞いてもいいかな?」 やえ「なんだ、急に割って入ってきて」 京太郎「お前じゃない、こっちの子」 憧「……私にですか?」ササッ 京太郎「……なぜ遠ざかる?」 憧「別にそんなことありませんって」 京太郎「……」ジリッ 憧「……」ササッ 京太郎「……」ズイッ 憧「……」ササッ 京太郎「やっぱ逃げてんじゃねーか!」 憧「そっちが近づいてくるからでしょ!」 やえ「こらこら、話が進まないでしょうが」 京太郎「ったく……新子の言う昔の友達ってのがあれじゃないのかって、ほら」 穏乃「憧ー! 一緒に阿知賀に行こー!」 憧「しず……」 穏乃「あれ、京太郎?」 京太郎「もうお使いはいいのか?」 穏乃「あとは灼さんのとこでおしまいだよ?」 京太郎「まだ終わってないのかよ」 やえ「君が、新子くんの友人か」 穏乃「はい?」 やえ「ふむ、なかなか打ち込んでいるようだな……よし」 やえ「この際だ。吐き出したいことは吐き出してしまえばいい」 京太郎「わかった、雀卓で語ろう的なノリだ」 やえ「ふふん、さすがに察しがいい」 京太郎「鷺森のとこ行くんなら好都合だ。あいつも巻き込もう」 穏乃「おー、なんかよくわからないけど燃えてきたー!」 憧「ちょっと! 勝手に話進めないで!」 京太郎「いい加減腹くくれ、な?」ポン 憧「ふきゅっ」 京太郎「せっかくの進路相談なんだ。俺らがとことん付き合ってやるさ」 灼「なんで私まで……」 京太郎「そう言うなって。昨日は俺が勝ち越しただろ?」 灼「平均スコアは私の方が上」 穏乃「ボウリング? 私もやりたかった!」 憧「もはや話が逸れてるじゃない……」 やえ「いきなりですまないが、是非お願いしたい」 灼「はぁ……またおせっかい焼いてるわけ」 灼「しょうがないから付き合ってあげなくもない」 京太郎「とか言って本当は打ちたいくせによ」 穏乃「素直じゃないですねー」 灼「うっとおし……」 憧「……お願いします」 やえ「それではお見せしよう、王者のうちしゅじというものを!」 憧(あれ、今噛んだの?) 灼(嚙んだ……) 京太郎(嚙んだな) 穏乃「噛みました?」 やえ「~~っ」カァァ 憧(なんで言っちゃうかなっ!?) 京太郎(そっとしといてやれよ……) 灼(わずらわし……) やえ「ふぅ……少し休憩をはさもう」 穏乃「うおー、つっかれたー」 灼「なにか飲み物持ってくる」 京太郎「手伝うよ」 憧「……」 憧(みんな、強い) 憧(小走先輩が強いのは当然として、鷺森さんも同じくらい強い) 憧(それに、しずだってあの時とは大違い……) 憧(負けたく、ないな……) 憧「あ、そっか」 憧(私の原点って、あそこにあったんだ) 憧(しず、玄、和、ハルエ……麻雀教室のみんな) 憧(計算だけじゃ割り切れない、私の原点) 穏乃「憧もお疲れ?」 憧「なに言ってるのよ。トップ取るまで続けるんだから」 穏乃「おぉ、憧が燃えてる」 憧「当然よ。しずになんか負けてあげないんだからね」 穏乃「じゃあ私も憧になんか負けてあげない!」 京太郎「お、闘志に満ち満ちてるな」 やえ「ふふ、まだまだにわかながら悪くない」ウンウン 京太郎「……ていっ」ビシッ やえ「いたっ! なにすんのさ!」 京太郎「悪い、そのドヤ顔見てたら手がデコピンの形を……」 やえ「絶対わざとでしょうが!」 灼「いいから飲み物運んで」 穏乃「今日はどうもありがとうございましたっ」 憧「あの、先輩……」 やえ「気にすることはない。君がどっちを選ぼうと私の後輩であることに変わりはないのだからな」 憧「……本当にありがとうございましたっ」 京太郎「結局どうするんだろうな」 やえ「さぁ、頼もしい味方となるか強大な敵となるか……どちらにせよ楽しみだ」 京太郎「かっこいいな。王者って感じだ」 やえ「常々そう言っているでしょうがっ」 灼「というか、向こうに連絡とかしなくていいんですか?」 京太郎「連絡……ヤバイ」サー 『新着メール:21件 着信:36件』 京太郎「……携帯を落としたことにすればなんとか――」 久「なるわけないでしょ」 京太郎「――げぇっ、久ちゃん!」 久「銅鑼でも鳴らそうか?」 まこ「ほんに、やれやれじゃの」 久「はぁ……夢中になると携帯の存在忘れて……」 京太郎「返す言葉もございません」 久「とりあえず旅館戻るわよ」 京太郎「……はい」 やえ「ところで、君も相当な打ち手だな」 灼「そうでもないです」 やえ「謙遜することはない。よし、君を私のライバルに認定しよう!」ビシィ 灼「はぁ、うっとおし……」 憧「しず、今日はもう帰るの?」 穏乃「そだよ。お使いの報告もしなきゃだし」 憧「そう……」 穏乃「今日は憧と久々に麻雀できて楽しかった!」 憧「……私も」 穏乃「それじゃ、風邪ひくなよー」 憧「待って!」 穏乃「う?」 憧「私も、阿知賀に行く! それで、みんなと和に会いにいく!」 穏乃「え……本当に?」 憧「本当よ」 穏乃「本当の本当の本当にっ?」 憧「本当の本当の本当よっ」 穏乃「~~っ、憧ー!」ガバッ 憧「ちょっ、抱きつくなっ」 穏乃「憧、憧憧憧ぉ~」スリスリ 憧「~~っ、うっとおしいわ!」ガバッ 穏乃「うわー」 憧「まったく……でも、そういうことだから」 穏乃「うん、憧が来てくれるなら心強い」 憧「それじゃ、あんたこそはしゃぎすぎて風邪ひくんじゃないわよ?」 穏乃「だいじょーぶ! なんとかは風邪をひかないっていうし」 憧「……」 穏乃「じゃねー」 憧「ホント、バカなんだから」 憧「ふぅ……もう一人、ちゃんと伝えないといけないかな」プルルルル 憧「あ、もしもし初瀬――」 京太郎「久ちゃん、お腹減った……」グゥ 久「あら、空腹を忘れるぐらい寄り道にいそしんでたんでしょ? だったら帰るまで耐えられるわよね?」 京太郎「いや、だから悪かったってば」 久「それ何回聞いたっけ?」 京太郎「うっ……」 まこ「もうそのへんでええじゃろ」 久「私はもうちょっとお灸が必要だと思うけど」 まこ「わしらが対局で待たせたのも本当じゃけぇ」 久「……そうね」 久「旅館であんたにってお弁当もらったから。帰りの電車で食べてくださいって」 京太郎「お、おぉ……」 まこ「二人に感謝せぇよ?」 京太郎「いただきますっ」 まこ「で、次はどこにいくんじゃ?」 京太郎「んぐっ、例によって未定だな」 まこ「っちゅーことはサイコロ、くじ引き、ダーツ……次はなんじゃろか?」 久「あ、それだったら私が決めてもいい?」 京太郎「どこか行きたいとこでも?」 久「そうね、岩手なんてどう?」 まこ「わしとしては国内ならどこでも」 京太郎「岩手ね……」 久「今度は乗り間違えないように」 京太郎「それはもういいだろっ!」
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. 怜「悲しいときー」 竜華「悲しいときー」 竜華「京くんがデートに遅れて来たときー」 怜「悲しいときー」 竜華「悲しいときー」 京太郎「恥ずかしいからやめてくださいよ!」 怜「京くんが竜華のおもちばかり見てるときー」 竜華「えっ、そうなん?」 京太郎「ええまあ、って何言わせんですか!」 竜華「京くんさえ良ければ……生でもええんやで?」 京太郎「本当ですか!?」 怜「…………」 竜華「ふふっ、冗談やで」 京太郎「なんだ……はぁ……」 怜「へへっ、ウチは竜華と比べて小さいから、どうせ先に捨てられるんやろな……」 京太郎「そんなことないです!怜さんのも十分立派じゃないですか!」 怜「ほんまか?」キラキラ 竜華「やっぱり京くんて、ウチらのことそんな目で見てたんやな……」 京太郎「見てませんよ!おもちとかそんなんじゃなくて……いやそういうのもあ……ないない」 京太郎「とにかく!俺はお二人のことが好きなんです!絶対に二人とも幸せにするんです!」 怜竜「「京くん……!」」ジーン ワイワイガヤガヤ 怜「人が見てるっちゅうんに……」 竜華「嬉しいなぁ……」 京太郎「あ……う……」カァァ 京太郎「は、早く行きましょう!」 怜「嬉しいときー」 竜華「嬉しいときー」 京太郎「まだ続けるんですかそれ」 京太郎(今日は二人が大学に入ってから初めてのデート!) 京太郎(この日のために泉と色々下見に行ったりしたんだ) 京太郎(張り切っていくぞ!) 京太郎(……そういえばあのときの泉の目がやたら赤かった気がするけど、何があったんだろう) 怜「京くんどこ行くんー?」 京太郎「まずはカラオケです!」 竜華「カラオケ?」 京太郎「はい!もうすぐ着きますよ」 京太郎(三時間の特訓の成果を見せてやるぜ!) 竜華「打っち~だおれ、打っち~だおれ―――」 京太郎(サビで店員が入ってくるなんてそんなん考慮しとらんよ…………) 怜「竜華は歌上手いなぁ~」 竜華「怜の方が上手いって~」 竜華「ほら、次怜の歌やで」 怜「せやった……深呼吸して―――」 京太郎(次こそは……!) ――――とあるショッピングモール ワイワイガヤガヤ 京太郎「…………」 ワイワイガヤガヤ 京太郎「…………」 京太郎(迷ったあああああああ!) 京太郎(というかあの二人から逸れた) 京太郎(はぐれないように手をつないでって言われてたのに……) 京太郎「はぁ…………」 京太郎「携帯も今日に限って忘れるし、本当ツいてないよな」 竜華「でもあの二人がいるから」 京太郎「俺は頑張れる」 怜「今日こそ二人に」 京太郎「プロポーズするんだ!」 京太郎「と言ってもまだ結婚出来ないから婚約みたいな感じになるけど……」 竜華「指輪は?」 京太郎「一応バイト代三ヶ月分で」 怜「疲れたなぁ……」 京太郎「でも諦めない!……って」 京太郎「えっ」 竜華「あっ」 怜「あっ」 ――――公園 京太郎「どんだけ馬鹿なんだよ俺……」ズーン 竜華「たしかに京くんはアホやけど」 京太郎「うっ」 怜「そんなところも好きやで」 怜「そろそろ帰ろか」 竜華「せやな、今日はお赤飯や!」 京太郎「え……?」 怜「ウチらの婚約祝いやな」 京太郎「えっ、えっ?」 竜華「ほなはよ帰るで」 怜「今度はちゃんと手握ってな」 竜華「また迷子になられたら困るわ」 竜怜「「あはははははは」」
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1363623627/ 純「今日、なんか清澄のヤツが遊びに来てんだって?」 一「そうみたいだね、透華が言ってたよ」 純「タコス娘か誰かか?」 一「男子みたいだけど」 純「はぁ? 男子?」 純「清澄の麻雀部だろ? 男子なんて居たか?」 一「さぁ、ボクも話しか聞いてないから」 純「まさか、あの大将か」 一「流石にそれは無いでしょ……」 純「いずれにせよ、オレ達に挨拶も無しとはなぁ」 一「知らない人に挨拶されても気まずいしボクは別にいいかな。それにハギヨシさんの友達みたいだし」 純「ハギヨシさんの?」 純「執事が職場にダチ連れて来るなんて聞いたこと無ぇぞ」 一「そんなことする人じゃないでしょ」 一「たぶん透華か衣の命令だと思うけど」 純「なんか気になってきたな。ちょっくら挨拶してくっか」 一「ボクは別にいいや」 純「連れねぇの」 一「興味無いしね。ハギヨシさんの邪魔しちゃ悪いし」 純「それじゃ、智紀でも誘うか」 一「迷惑掛けちゃダメだよ」 純「おう」 … …… ハギヨシ「申し訳ありません、京太郎くん」 ハギヨシ「わざわざこちらまで出向いて貰って」 京太郎「いや、全然大丈夫っすよ」 ハギヨシ「前日、透華お嬢様に京太郎くんのことをうっかり話してしまいまして」 ハギヨシ「是非、連れてこいと」 京太郎「へぇ、そうだったんすか」 ハギヨシ「……」 京太郎「……」 ハギヨシ「それでは、何をいたしましょうか」 京太郎「えっ」 ハギヨシ「いや、お恥ずかしい」 ハギヨシ「私、龍門渕家執事になってこの方普通の暇というのを経験事が無く」 京太郎「そうなんですか」 ハギヨシ「住み込みで働いてますし、基本的には無休ですからね」 京太郎「執事ってそんなハードな仕事だったんですか……」 ハギヨシ「あぁ、いえいえ」 ハギヨシ「私が好きでやっていることですから」 ハギヨシ「旦那様にはここに住まわせて頂いている恩もありますしね」 ハギヨシ「話が逸れましたね」 ハギヨシ「それで、休日というのをどう過ごせば良いのか少し分からないのです」 ハギヨシ「招いたこちら側がこういった状態で情けない」 ハギヨシ「京太郎くんには迷惑を掛けてしまいますね」 京太郎「いや、全然構わないっすよ」 京太郎「それに、歳は離れてても俺たち友達じゃないっすか!」 ハギヨシ「京太郎くん……」 ハギヨシ「いや、やはり京太郎くんを呼んでよかった」 ハギヨシ「私には勿体無いくらいの友人ですよ」 京太郎「言い過ぎですよ、ハギヨシさん」 京太郎「そういえば俺、以前から執事って仕事に興味があったんですよ」 ハギヨシ「成る程、そうでしたか」 ハギヨシ「それなら体験してみますか?」 京太郎「え、いいんですか?」 ハギヨシ「流石に屋敷で体験というわけには行きませんが……」 ハギヨシ「私の部屋で良ければご指導させて頂きますよ」 京太郎「うわ、マジですか! やったぁ!」 ハギヨシ「ふふ」 ハギヨシ「では、まずは何事も形からと言いますし」 ハギヨシ「早速着てみましょうか」 … …… 純「おーい、智紀ー」コンコン 智紀「純?」 純「おう、オレだオレ」 純「今日、ハギヨシさんの友達が遊びに来てるらしくてよー」 ガチャ 純「おっと」 智紀「興味がある……」 純「そう来なくちゃな」 純「一緒に行こうぜ、顔見に行くだけでも」 智紀「うん……あ、ちょっと待って」 純「どうした?」 智紀「カメラ忘れてた」 純「(カメラ?)」 … …… 京太郎「ど、どうですか?」 ハギヨシ「いや、私の古着とサイズが合って良かった」 ハギヨシ「とても良くお似合いですよ、京太郎くん」 京太郎「そ、そうですか? いやぁ、嬉しいなぁ」 「ハギヨシさん、オレです。井上です」コンコン 京太郎「ハギヨシさん」 ハギヨシ「すみません、暫く待っていて下さい」 ハギヨシ「今出ます」 「はーい」 ハギヨシ「どうかなされましたか」ガチャ 純「いやー、ハハ……」 純「特にこれといった用は無いんですけど」 ハギヨシ「?」 智紀「今、ご友人の方がいらっしゃってるとか……」ズイ ハギヨシ「ええ、申し訳ありません。一介の執事が職場に私情を持ち込む様な真似を…」 純「いやいや、全然そんなの大丈夫っすよ」 純「ただ、ちょっと客人に挨拶したいなーって」 ハギヨシ「挨拶……ですか」 ハギヨシ「申し訳ありませんが、少々お待ち下さい」 智紀「はい、待ちます」 … …… 京太郎「あ、そういえ龍門渕さんには挨拶したけどそれ以外の人には一度も会ってないっすね」 ハギヨシ「すみませんが、お願いできますか?」 京太郎「いいっすよ」 ガチャ 純「お、来たか」 智紀「……」 京太郎「お邪魔させてもらってます、須賀です」 純「おう、透華から聞いてるぜ」 智紀「こんにちは……」 純「……って」 智紀「し、執事服!」 京太郎「あっ、そのまま出てきちまった」 智紀「しゃ、写真撮らせて貰ってもいい?」 京太郎「えっ…」 ハギヨシ「どうかなされましたか」ガチャ 純「ハギヨシさん」 智紀「……」 智紀「す、素晴らしい」 ハギヨシ「沢村様、何か?」 智紀「いえ、なんでもありません……」 智紀「ところで、須賀君とハギヨシさんのツーショットを撮りたいのですが」 純「何故そこで写真が」 ハギヨシ「写真、ですか……私は別に構いませんが」 京太郎「俺も別に大丈夫ですよ」 智紀「ありがとう……では」 智紀「まずは肩を組んで一枚」 純「(肩を組む必要はあるのか?)」 京太郎「か、肩を組んでですか」 ハギヨシ「こんな感じですか……失礼します」フワッ 京太郎「あっ、はい」 京太郎「(ハギヨシさん、なんか無駄に良い匂いすんだよなぁ)」 智紀「では、そのままで……」 京太郎「ポーズとかは?」 智紀「いえ、自然『カシャ』な感じで撮りたいので……」 純「おお、喋ってる途中に撮るあたりがプロっぽい」 ハギヨシ「沢村様の撮影技術は確かなものですからね」 智紀「ハギヨシさんには時々モデルになってもらってる……」 純「そんなことしてたのかお前」 智紀「……」コク 智紀「次は、普通に並んで貰えますか……」 京太郎「はい」 ハギヨシ「これで宜しいでしょうか」 智紀「須賀君、悪いけど少し間を開けて貰える……」 京太郎「これくらいですか」 智紀「ありがとう……」 智紀「(モデルの経験があまり無さそうな須賀君の場合)」 智紀「(間を開けると体が少しハギヨシさん側に傾くはず!)」 智紀「その執事服、似合ってる……」 京太郎「あっ、ありがとうご『カシャ』ざいます!」 純「ほぉー、あぁやって笑顔を撮るのな」 智紀「2人とも、ありがとうございました……」ペコリ 京太郎「あ、もういいんですか?」 智紀「十分……」 純「いや、それにしてもよく似合ってるよお前」 京太郎「あ、ありがとうございます!」 純「俺も着てみてーな、執事服」 智紀「……」ピク ハギヨシ「井上様、私の古着で良ければお貸し致しますが……」 純「え、マジすか!」 京太郎「おおー」 智紀「……っふ」 … …… 智紀「それでは、純を中心にして……」 純「おう」 京太郎「めちゃくちゃ似合ってますよー井上先輩、すげーカッコ良いっす」 純「サンキュー!」 純「このままで良いのか?」 智紀「うん……」 純「……」 純「っうら!」ガシ 京太郎「うわわ」 ハギヨシ「おっと」 智紀「(来た! 純なら絶対2人の肩を組寄せると思った!)」カシャ 智紀「……っくふ」 純「どうした?」 智紀「何でも無い……」 智紀「それではもう一枚……」 純「おう……っておい!」 京太郎「沢村先輩、鼻血が!」 智紀「!」 智紀「私としたことが……」ガクッ 純「大丈夫かよお前」 ハギヨシ「私の部屋で申し訳ありませんが、どうぞ」 ハギヨシ「沢村様は鼻を摘まんで頭を少し下げていて下さい」 純「上向かなくて良いのか?」 ハギヨシ「はい。その説明はまた後で」 京太郎「あ、俺ティッシュ持ってますよ」 智紀「ありがとう……」 智紀「ん……ふが……」 純「すげー間抜けな顔だな」 ハギヨシ「それでは、部屋へどうぞ」 純「ハギヨシさんの部屋はじめて入ったぞ、オレ」 ハギヨシ「あまり面白いものじゃありませんよ。沢村様、椅子をどうぞ」 智紀「ふぁい……」 京太郎「ハギヨシさん、俺も何か手伝えることなんかあったら」 ハギヨシ「ありがとうございます、気持ちだけで十分ですよ」 ハギヨシ「ふふ、須賀君は執事の素質がありますね」 京太郎「えっ?」 ハギヨシ「先程もすぐにティッシュを沢村様に差し出していましたし、今もこうして力になろうとしてくれている」 京太郎「当たり前っすよそんなこと」 ハギヨシ「当たり前と思えることが大事なんですよ」 京太郎「ほ、褒め過ぎですって!」 純「お? 照れてんのかこいつ」ガシガシ 京太郎「うがががが」 「ハギヨシー、居るかー!」コンコン ハギヨシ「衣様」ピク 純「オレ、出て来ますよ」 ハギヨシ「ご迷惑をおかけします」 智紀「ふみまへん……」 純「オラ、お前も来い」グイ 京太郎「おわっ」ヨロッ 純「開けるぞー」ガチャ 「純?」 衣「どうして純がハギヨシの部屋に……」 純「まぁ、色々あってな」 衣「それに執事服だ!」 純「似合ってんだろ?」 衣「うん! 凄く似合ってるぞー!」 京太郎「……」 衣「あ、清澄のも似合っているぞ!」 京太郎「あっ、はい! ありがとうございます」ペコ 衣「うむ、見事な礼だ!」 衣「採用!」 京太郎「は?」 純「何言ってんだお前」 衣「?」 衣「お前はハギヨシと共にここで働くつもりで来たんじゃないのか?」 純「そうだったの」 京太郎「いや、違いますけど」 衣「な、何!?」 京太郎「なんかすみません……」 衣「いや、早とちりした私が悪いのだ」 純「外で話もなんだし入ろうぜ」 衣「しかし、ハギヨシの許可が……」 「お待たせ致しました、衣様」ガチャ ハギヨシ「主人を待たせる様な真似をしてしまいました。申し訳ありません」ペコ 衣「いいんだ。 ハギヨシは今日お休みなんだからな!」 ハギヨシ「しかし……」 衣「清澄の友人も居るのに仕事ばかりではダメだ……ほら、茶菓子を持ってきたんだぞ!」 純「もーらいっ!」ヒョイパク 衣「あっ、こら純!」 ハギヨシ「賑やかになって来ましたね」 ハギヨシ「折角ですし、皆でお茶でも」 衣「衣たちもいいのか?」 ハギヨシ「勿論です」クルッ 京太郎「……」コクッ ハギヨシ「ありがとうございます」ニコ ハギヨシ「皆様は向こうのテラスでお待ち下さい、すぐにお茶をお持ちしますので」 衣「でも、ハギヨシは今日は非番で……」 純「折角こう言ってもらってるんだ、行こうぜ」ヒョイ 衣「あ、こら! 持ち上げるな!」 純「智紀ー」 智紀「……」ガチャ 衣「智紀、何故ティッシュを鼻に……」 智紀「鼻血……」 衣「ふふっ、変な顔だ!」 智紀「私もそう思う……」 智紀「(衣、嬉しそう)」 ハギヨシ「京太郎くんも、先にどうぞ」 京太郎「……」 京太郎「あの、お茶淹れる所とか見させて貰っていいですか?」 ハギヨシ「……」 ハギヨシ「ええ、勿論」ニコ ハギヨシ「しっかり技術を盗んでいって下さいね」 京太郎「いやいや、いきなり無理ですって! そんなの!」 … …… 衣「ハギヨシ、嬉しそうだったな!」 純「オレもそう思った、あまり感情出さない人だと思ってたんだけどなぁ」 衣「清澄の……」 智紀「須賀?」 衣「そう、須賀が来てからは凄く嬉しそうだ」 純「オレですら見てて分かるぞ」 純「やっぱ、1人だけ執事で他メイドだからなぁ」 衣「そうだ。衣もその事を思っていた」 衣「ハギヨシも、ある意味1人ぼっちなんだ……」 智紀「衣……」 衣「ふふっ、今頃2人は何を話してるんだろうな」 純「そりゃ、お前……」 純「男にしか出来ねぇ会話に決まってんじゃねえか」 智紀「(当然……)」 衣「いや、衣は違うと思うぞ」 衣「2人で執事について語り合ってるんだ!」 衣「きっと、須賀はハギヨシと一緒に働きたいはずだ」 衣「既に執事服も着ていたしな」 純「俺も着てるけど、これめちゃくちゃ動きやすいのな」 衣「私も着たいなぁ」 純「いや、お前は無理だろ……」 衣「あ、智紀はどう思う? 2人は何を話しているのか…」ニパー 智紀「……」 衣「智紀?」 智紀「……」ゴチン 純「おい、いきなりテーブルに頭打ち付けてどうした」 智紀「自分の思考の汚さに嫌気が……」ゴチンゴチン 純「あー……」 衣「やめろ、智紀ー!」 … …… ハギヨシ「京太郎くんが持っていきますか?」 京太郎「え、いいんですか!?」 ハギヨシ「ええ、その方が皆様も喜びますよ」 京太郎「でも、殆どハギヨシさんが淹れたのに」 ハギヨシ「ほらほら、衣様たちを待たせてしまっては執事として失格ですよ」 京太郎「あはは、その通りっすね」ガチャ 京太郎「こっちの方向ですよね」スタスタ ハギヨシ「ええ、先導しますので着いてきて下さい」スタスタ 京太郎「分かりましたー」 「あら、ハギヨシ」 ハギヨシ「透華お嬢様」 透華「だから、今日はオフの許可をお父様から貰っていると言っていますのに……」 一「ハギヨシさんも少しは休めばいいのに」 ハギヨシ「いえ、仕事では…」 京太郎「龍門渕さん、お邪魔してます」 透華「いえ、構いませ…」 透華「あ、あなた、その服装……」プルプル ハギヨシ「(やはりまずかったですか、私としたことが……浮き足立っていたのかもしれません)」 一「へぇー、執事になるの?」 京太郎「えーと」 ハギヨシ「いえ、これは…」 透華「ちょっと失礼」ダッ 一「どこ行くの、透華」 透華「すぅー……」バーン 京太郎「いきなり窓を開け放って……どうしたんですか?」 一「さぁ?」 「いやっほぉぉおおおおおおおおぉぉおう!!!!!」 一「……」 京太郎「……」 ハギヨシ「……」 京太郎「本当にどうしたんですか……」 一「さぁ……」 … …… 透華「成る程、お茶会を」 ハギヨシ「ええ、良ければ透華お嬢様も国広様もご一緒に」 一「いつものメンバーじゃん」 一「おっと、違うか」 京太郎「あ、なんかスミマセン」 透華「須賀君」 京太郎「はい?」 透華「とても似合っていますわ」 透華「(ハギヨシと!)」 京太郎「あ、ありがとうございます!」 一「服装もそうだけど、ハギヨシさんとのコンビも似合ってるよねー」 一「まさに白と黒、光と闇って感じで…」 透華「一!!!」 一「え、ボク何か失礼なこと言った?」 京太郎「いや、俺は別に」 ハギヨシ「いえ」 透華「まさに白と黒。光と闇……その通りですわ!」 京太郎「……」 ハギヨシ「……」 一「あ、うん……」 京太郎「でも、嬉しいなーハギヨシさんとコンビに見られるなんて」 ハギヨシ「そうですか?」 一「ホントホント、お似合いだよ」 一「まるで、兄弟みたい。ね、透華?」 透華「兄弟……それもアリですわね」 一「さっきから本当にどうしたのさ……」 … …… 衣「透華!それに一も」 純「お、麻雀部勢ぞろいだな」 智紀「昨日ぶり……」 透華「衣、純、智紀」 透華「ごきげんよう」 純「おう」 智紀「透華もなんか嬉しそう……」 透華「そ、そう見えますか?」 一「さっきからおかしいんだよ本当……」 ハギヨシ「衣様、大変お待たせ致しました」 京太郎「お待たせしましたー」 智紀「……っふ」 智紀「(やっぱり)」 智紀「いい……」 純「何が?」 智紀「……」 智紀「気にしてない、という意味……」 純「あー、そういう意味ね」 一「(なんか違う気もするけど)」 … …… 透華「食べ終わったら、やはり運動ですわ」 純「お、いっちょやりますか」 一「またキャッチボールでもやるの?」 衣「私はなんでもいいぞ」 ハギヨシ「私は食器を片付けて来ますね」 京太郎「手伝いますよ」スタスタ ハギヨシ「お願いします、京太郎くん」 透華「それにしても、仲良いですわねあの2人」 一「気を許してるのが丸わかりだよね、ハギヨシさん」 衣「仲がいいのは良いことだと思うぞ」 純「まぁ、いいじゃねえか今日くらい」 透華「攻めるつもりはありませんわ」 透華「寧ろ褒めて遣わしたい」 智紀「……」コク 衣「?」 純「は?」 一「気にしないで」 … …… 純「んで、なにすんの?」 透華「前と同じというのも面白くありませんわね……」 一「サッカーとか」 衣「サッカーやりたい!」 智紀「例によって人数が足りない……」 ハギヨシ「ただいま戻りました」 京太郎「戻りましたー」 透華「7人の上に男性2人ですし……」 純「1人チートみたいな人が居るしな」 ハギヨシ「折角の申し出、ありがたいのですが……私は遠慮しておきます」 衣「何故だ、私はハギヨシ達とも遊びたいぞ」 ハギヨシ「衣様……しかし、申し訳ありません」 ハギヨシ「私としては主人と競うということにどうしても抵抗を感じるのです」 京太郎「それじゃ、俺も……」 ハギヨシ「いえ、京太郎くんは参加して下さい」 京太郎「でも」 ハギヨシ「私の代わりをお願いしますね」ニコ 京太郎「ハギヨシさん」 透華「まぁ、そういうなら仕方ありませんわ……」 ハギヨシ「私は近くで見守っていますので」 純「3 3でやるか?」 一「やっぱ人数少ないねー」 京太郎「それじゃ、PK戦とかどうですか?」 純「おっ、ナイスアイデア!」ガシガシ 京太郎「うわわ」 衣「ぴーけー戦?」 一「キーパーと蹴る人を決めてひたすらシュートする遊びだよ」 衣「なるほどー」 京太郎「もちろん、俺がキーパーでいいっすよ」 純「おっ、いっちょ前に執事ヅラか?」 京太郎「いや、そんなんじゃないですって!」 一「ま、男子1人だし妥当だよね」 透華「それでキーパーは須賀君に任せするとして、誰から蹴ります?」 純「はいはい、オレ蹴る!」 衣「私は最後でいいぞ」 京太郎「最初は井上先輩ですか」 純「純でいいよ。ハギヨシさん、背広預かってもらえますか」 京太郎「あ、俺のもお願いします」 ハギヨシ「はい、お2人とも頑張って下さい」 純「おい、京太郎」 京太郎「はい」 純「客人だからとか執事の真似事してるからって、遠慮はいらねえぞ」 京太郎「分かりました」 純「よし、んじゃいくぞー」 純「うぉら、バナナシュート!」 バシュ 京太郎「バナナシュート!?」 ギューン 京太郎「ってただの直球じゃないですか!」パーン 純「曲げ方知らねえんだよ!」 一「あっ!弾いたボールが!」 透華「衣!」 智紀「!」ダッ 衣「うわ、うわわ……」 京太郎「やべ!」 純「チッ!」ダッ パーン!! 衣「えっ…」 京太郎「ボールが空中で破裂した!」 ハギヨシ「……」フリフリ 京太郎「吹き矢っすか……」 純「何時の間にあの位置に……ってかやっぱり人間じゃねえ」 透華「助かりましたわ、ハギヨシ」 衣「ありがとう、ハギヨシ」 ハギヨシ「いえ、執事として主人を守るのは当然の事ですから」 ハギヨシ「どうぞ、新しいボールです」 京太郎「準備いいっすね、流石」 ハギヨシ「執事ですから」ニコ 一「次、透華蹴る?」 透華「一に任せますわ」 一「よし、じゃあボクが行こうかな」 京太郎「いつでもいいっすよ!」 一「純くんも言ってたけど遠慮は要らないからねー」 京太郎「はい」 一「んじゃ、行くよ~」 一「カミソリシュート!」 純「なんだその名前」 ヒュッ 京太郎「うわっ、曲がり方エグい!!」バッ 純「おっ、入った!」 一「透華、どうだった?」 透華「見事です。流石私の一ですわ」 一「へへ」 智紀「次、私でいいの?……」 衣「うん! 私は最後がいい!」 智紀「それじゃ、遠慮なく……」 京太郎「沢村先輩っすか」 智紀「うん……」 智紀「例によって遠慮は無しで……」ゴッ 京太郎「はい!」 智紀「ふッ!」シュッ 京太郎「!」 コロコロ… 純「……」 一「……」 京太郎「……」パシ 京太郎「あっ」 京太郎「なんかスイマセン…」 智紀「気にしてない……」 一「透華は?」 透華「私は監督ですから。衣」 純「(運動するんじゃなかったのか)」 衣「遠慮は要らないぞ!」 京太郎「(難しい人が来たな…)」 京太郎「(素直に止めるのも……なんかそれで可哀想だしなぁ)」 京太郎「(こんな時、ハギヨシさんだったら)」チラ ハギヨシ「……」ニコ 京太郎「!」 京太郎「(そうだ、俺は今執事なんだ)」 京太郎「(執事なら主人を立てるのは当たり前だろ)」 京太郎「(手加減せずに主人を立てるんだ。俺ならやれるはずだ!)」 京太郎「さあ、来い!」 衣「その意気や良し!」 衣「行くぞ!」シュッ コロコロ…… 京太郎「うおぉぉぉぉお!!!」 純「全力で前に取りにいったぞアイツ」 京太郎「あっ」ガッ 一「躓いた」 ドグシャアァァア!! 純「思いっきりコケたぞ……大丈夫かあれ」 コロコロ… 透華「あっ、ボールが……」 智紀「一応ゴール……」 衣「だ、大丈夫か!?」ダッ 京太郎「……」 京太郎「ふっ…な、ナイスシュート……」グッ 衣「お、おう……」 一「(衣、引いちゃってるよ)」 京太郎「うわ、土で執事服が……」 純「あれまぁ」 ハギヨシ「いや、見事でしたよ京太郎くん」 京太郎「すみません、ハギヨシさん……借り物なのに」 ハギヨシ「いえ、もともと差し上げようと思っていたものですから」 京太郎「えっ!?」 ハギヨシ「よろしいですか? 透華お嬢様」 透華「こちらも元よりそのつもりですわ」 透華「我が龍門渕に汚れた執事服など必要ありませんから!」 シーン 京太郎「……」 京太郎「あ、あの……本当すいませんでした…」 透華「あ、いや今のは言葉のアヤというか……」アタフタ 智紀「……」サッ 一「ともきー?」 智紀「須賀君、今のはツンデレというもので……」 京太郎「?」 透華「説明せずとも良いですわ……」 … …… ハギヨシ「さ、京太郎くんも座席に」 京太郎「ほ、本当にリムジンに乗せて貰って良いんですか!?」 透華「構いませんわ」 衣「さ、早く乗れ」 京太郎「く、靴は脱いだ方が……」 純「そのままでいいって」 京太郎「うわー!スゲー!長ぇー!ゴージャス!」 純「はは、なんか子どもみたいだなお前」 衣「子どもじゃない!衣だ!」 京太郎「え?」 衣「あっ」 衣「わ、忘れてくれ……」 透華「衣……」 純「(今のが条件反射ってやつか……)」 … …… 京太郎「と、いうわけで」 京太郎「ジャーン!執事服!」 咲「うわぁ、本当だ!」 和「似合ってますよ」 咲「京ちゃん、凄い凄い!」 咲「凄くいいよ!!」 京太郎「お、おう……咲、喜び過ぎ」 優希「私も合わせてメイド服着てきたじぇー!」 京太郎「おっ、いつぞやの」 まこ「お似合いじゃな」 久「……」 和「部長?」 久「これは、アレかしら……」 和「アレ?」 久「もっと俺を使って欲しいという須賀君のサインかしら!?」シャキーン 和「違うと思います……」 カン